ホットグリップ装着記

もうすっかり秋だねぇ〜
つい数日前までは猛暑とか熱帯夜とか言っていたのに、さすがに10月に入ると気候も大人しくなるようだ。
たった数日なのにヘタすると朝のバイクが寒いよ・・・・・。

CBは趣味の世界のものだから酷使しない。人間もマシンも・・・・・。
だけどアドレスは違う。正に通勤の足だ。
言わば業務用だからメンテはもちろんの事、快適性も重要なファクターである。
ま、それは趣味も道具も変わらないか・・・・!?

しかし冬の早朝のバイクほど人間に過酷なものはないな。
これはたまのツーリングよりも毎日の方が辛いに決まってるわな。
だからバイクには申し訳ないけど元々少ない電力を絞り出してでも人間の為に働いてくれ!

さて、アドレス用のグリップヒーターってあるのかな?って探してみたら無いのね・・・・。
というより汎用品が一般的らしい。
要するに消費電力とグリップの長さが適合すればよい訳だ。
その意味では一般的なスクーター用の製品でよいハズ。

で、ライコに行ってみる。
入り口にドカン!と山積みになっているグリップヒーター。
さすがに考える事は皆同じなようだ^^;

読むのが面倒なので店員さんを捕まえて、
「で、どれよ?」
「アドレスならこっちです」
と2山に分かれている一方を指す。
「電源はアクセサリーから取らないとバッテリーが上がってしまうので注意して下さいね!」

「で、こっちの山は?」
「こっちは大型バイク用です。急速暖房がある分だけ消費電力が大きいもので」
確かにアドレス用のはON−OFFスイッチのみで、大型用は急速のスイッチがある。

「じゃ、CBはこっちだね?」
もし結果がオーライならCBにも付けようかな〜と考えている。
「たしかCB1300でしたよね?こっちです」
・・・・なんで知ってんだ?・・・・どうも知らんうちにお得意様になってるようだ・・・・。

【2007年10月7日】

という訳で、早速バラシ開始!

ハンドル周りのカバーを外すと、あっという間に盗難車仕様に変身!?
アドレスはパーツリストも整備マニュアルも揃えてあるから簡単だ。

予めマニュアルで配線図を調べておいたから、
1:プラスが橙(O)
2:マイナスが黒/白線(B/W)
が判っている。

実際に配線を見ると、
「白/黒線(W/B)」もあるので注意が必要。

主要線をまとめて配信しているボックス
(写真ハンドル下のオレンジのBOX)
があるので、そこから出ている+−に結線する。

念の為に電検でテスト。
イグニッションONで12V掛かるのを確認する。
OFFしても電圧がゆっくり落ちる事から、
どこかにデカいコンデンサーがあるみたい。

純正のグリップはドライバを突っ込んだだけで簡単に剥がれたよ。
大丈夫か?>スズキ

ホットグリップからコードが出ている周りはヒーターが無いとマニュアルに書いてあったので、一番必要な指先を反対側にする。
するとコードが手前に来る事になるので取り回しを考えた接着が必要だ。

接着といえば、ホットグリップお買い上げ時にもれなく接着剤を買わされた!!
通常のグリップボンドではヒーターの熱で溶けてしまうので、指定のものが必要との事。(まぁ、注意してくれたんだから有難いけどね!)
尤も、指定といっても普通に売ってる2液のエポキシだったけど・・・・。

スズキの場合はスロットルにデッパリが前後2箇所あり、それを削らないとグリップが入らない。
だから鉄ヤスリで両端のデッパリをガリガリと削る。これが一番時間掛かったよ。
また結果的にラバーの左1cm、右5mmも余ってしまったが、切ってしまうと余計に格好悪いのでそのまま使ってみる事にした。

完成まで約3時間。
スイッチONで急速に暖かくなるので、停車時には使わない方がいいかもしれない。
マニュアルにも「エンジンを掛けてからスイッチを入れて下さい」と書いてあったし。

これで、この冬は期待できるぞ!(実際のインプレッションは・・・・2ヵ月後かな?)

【2008年10月19日】

って言いながら1年ぶりの加筆だったりする・・・・。(相変わらず・・・・)
さて2度目の冬だ!(なんでじゃ!)

スイッチ変更の前にさすがにインプレッションいっとくか。
「暖かい!」
「便利!ってかもう手放せない!」
「絶対必要!」
「それほどバッテリーに気を使わなくてもOK!」
・・・・・・だそうだ。

で、本日「突然あったかく無くなったの。(あたしじゃないよ!)」とウルウルの目で訴える。

まぁ、SW回りだろう・・・・ってな安易な考えの下、SWをバラしてみる。
ボールで押し出す金属板がズレて脇に寄ってたよ・・・・・やっぱりな・・・・応急処置として元の位置に戻して終了。

しっかし「学研の科学と学習」じゃあるまいし、ちゃちなSWだね。
こりゃまたすぐにズレるな・・・・・。

走行中にまた冷たくなったら可愛そうだから真面目な本物のSWに変えてやるか。どうせなら防水仕様がよかろう。

で、一応探してみるが、防水の考え方であの「いかにも後付風ゴムカバー!」が気に入らないのよね。
でもしばらくサーフィンしてたらありましたよ。

日本開閉器工業(株)からカバー無しの防水仕様が!
OリングをSW内部と外部に使った防水仕様のトグルスイッチ
単極2Pナット締めのハンダ端子・・・と、ごく普通のSWだ。370円也。
欲を言えばLED付きのロッカスイッチが欲しかったが、下手に知らない製品で苦労するよりも信頼がおける企業品の方がいいわな・・・・。

10月25日

まぁ、カウル外してスイッチ交換するだけだから・・・・。
ハンダ付けと接点をエポキシ樹脂で固めておいたくらいですか・・・。
10分で終了!

パチンパチンと小気味よくいい感じです。

おしまい。