XJR1300に乗ったぞ!!




の中には太っ腹な企業もあるもので、新車を一日無料で貸してくれるキャンペーンがあるんですわ。

全国のYSP店(YAMAHA SPORTS PLAZA)に貸し出し用の新車をバラまくメーカー名はもちろん「YAMAHA」。

雑誌などの情報源には投資すべきですな!
千円でレンタル料(14k円)がロハになってしまうんですから・・・・。

もともとCBの他にXJRとV−MAXをレンタルしてみたいと思っていた訳で、正にたまらないご褒美です!(それだけ購入資金の貯蓄が進むもんね!)

さっそく雑誌から近くのYSP店に連絡。
「今度の土曜日空いていますか?」
「空いてますよ!白ですがいいですか?」
「もちろんです!時間はどのくらい借して頂けるんですか?」
「満足頂くまでお好きなだけどうぞ!」
ひぇ〜!嬉しい〜!!
これを「太っ腹」と言わずして何をか言わんや!!です!

注:写真の著作権はヤマハ発動機株式会社にあります)


9/23(土)

11時との約束を待ちきれずに9時半にスクーターで出発!
休日の朝の道路は10時近くから込み始める為、あっ!っという間に到着してしまう。
10時到着。

まだ、店開きもしていなかった・・・。
しかしバイクを並べている店長さんと会話しながら、ちょっと手伝ったりする。
真っ白なXJRが用意される。これもいい色だなぁ〜。

そしてなんと!!CBのオド570kmにも感動したけど、こんどは260kmだぁ〜
すげ〜!!こんなのタダで借りていいのかなぁ・・・。

10:00出発
目の前の道路はもう渋滞です。
いきなり「すり抜け」をするハメになった訳ですが、
なんと!まるで125ccを扱うかのようにスイスイ出来ます!
まるで「重さ」がないのです!
これはすごい!!

10:30到着
あっと言う間に自宅に到着しました。

コンパクトボディ!!(対CB)
車庫に入れてみると、なんともまぁ〜、収まりの良い事。
余裕です。

しかし、ご近所にとっては、さすがに大型バイク。
また、あそこはなんか始めたぞ・・・・ってな感じで、オバサマ達が何事かと覗いて行きます。

出来るだけ目立たないように、静かに静かに・・・。


12:30
例によってうちの奥さんが「(後ろに)乗ってみたい」と言うので(首が痛いって言ってたくせに)二人乗りで近所を1周です。
CBで慣れたのか今度のフル加速は「面白い!!」と喜んでいました!!
今回は8才と6才もついでに試乗です。
100mと5mだけ・・・。

13:00出発
「すり抜け」はもう普通です。
それに気がついたのですが、車の横に止まって、一回「バウ」ってふかすと、大体避けてくれます!(何ででしょうかね!?)

13:30到着
スクーターで帰途へ。
「すり抜け」はスクーターの方がよっぽど恐いですわ。






ンプレッション

すばらしい操作性の一言です!

CBも走り出してしまえば・・・と思っていたのですが、これは比較になりません

まるで小型バイクです。
足つき性は絞ったシートと相まって十分です。全く不安はありません。
また、そのシート形状がニーグリップ性も高め、超低速でもしっかり安定しています。

CBと比べて約30kg軽いとは言え、やはり230kgはある車体。
比率でいってもそんなに変わらないと思っていたのですが、例え倒れても頑張れば支えられちゃう感覚です。(まぁ、感覚だけですが・・)

でも、実際の取りまわしは、本当に軽いんです。
自宅前の4m道路の切り替えしも、腕の力だけで簡単に出来ました。
(CBはこうはいかない。よし!いくぞ!と気合が必要でしたから!)

1300ccとは思えない・・の図
足を下ろした時に、ステップの位置がもろにふくらはぎに当たります。
ですから停止時は車体をちょっと斜めにしないと邪魔です。
ほんの数センチ後ろにあるととても楽ですね。

走り始めですが、
まず、冷えている状態でのアイドリングは500rpm。
これを1000rpmまでもっていくのに5分程かかります。

そしてこれ以上待てない場合、1000回転からの発進にちょっと「もたつき」があります。

クラッチワークで1回エンストしてしまいました。
それからは気持ちふかして繋ぐ様にしましたが。
まぁ、まだ当たりの付いていない新品のエンジンだから仕方が無い(談:YSP店長)との事ですので問題ないと思うのですが・・・。

超低回転ではトルクが無いのかなぁ・・・。

車体個別のクセなのかもしれませんが、クラッチが軽く、当たりがありません。
いつ繋がったのか意識しないと判らないほどでした。

「すり抜け」時に1速2000回転程度で走行すると、ズルズルズ・・っと鼻をすすった感じのエンジン音がします。
なんか余り好きになれない音だわ!

でも空ぶかしの「バウ」音はCBより素晴らしい!!
低音で低く唸る音は、とっても「バイクしてる」感じです。

サウンドなどと言う項目は気にもしていなかったのですが、やはり比べてしまうと「こっちがいい!!」なんて事になるんですねぇ・・・。

走行中の操作性ですが、もうフラット!!の一言です!!
もう思いのままに動いてくれます。
車線変更時もCBより体の移動が少なくて済み、それが軽快感になっているのでしょう。

教習時にスラロームを力でねじ伏せてクリアすると、とてもカッコよく(!?)短時間で通過出来ましたが、あの感覚が素直に表現できるんです。
まぁ、「ステップを削りながら」まではしませんでしたが・・・。

メインイベントの加速ですが、
CBはある程度の回転数から「ググッ」と加速するのですが、XJRはそれがありません。
1000回転〜10000回転まで、全くフラットに加速します

あっと言う間に1万回転まで達するのですが、「思いっきり加速しちまったぜぃ!!」の感覚が無いんです。
もちろん加速度は1300ccですから、とんでもないものを持っているのですが、その達成感(?)が無い

それが別の意味で体感できるのは、もう軽さとしか表現出来ないのですが、フロントを沈めなくても、フラットの加速状態で、浮きっぱなしになります。

その事実が、改めて強烈な加速を物語っている訳です。

ビビリながらの加速ではなく、楽しんでしまう事が出来る為ちょっと危険!?
いつのまにか制動不能速度に陥ってしまう事が何度か・・・。

あんなコンパクトな車体に1300ccなんて載んじゃ危なくないかしらん!?
(でもスーパースポーツタイプはもっと小さくて軽いのかぁ・・・。)
やっぱいろんな意味でバイクは 誘惑 危険が一杯です・・・。

ブレーキがR1譲りのシステム構成なのでカチッと噛んでくれます。
つまり、ある程度の締め付けからいきなりロックします!!
仕事に忠実なのは良いと思うのですが、その後のフォローは人間がする必要があります。
でもYSP店長曰く、
「調整次第でもっとカッチリ出来るよ!」
そんな事したら横になったままふっとんでしまうよ!!

鍛造ピストンやメッキシリンダーのおかげで空冷でも問題ない・・・・とは聞いているものの・・・熱い!!
とっても熱い!!
信号待ちでは、脛(すね)が別の季節やってます。
冬はあったかそうですが・・・・。

確かにダレる事など聞いたことが無いので、信用しても良いのでしょうが・・。
オイルクーラーがあっても、やっぱちょっと不安です。
(思い込み・・・昔のCBが悪いんだぁ!!)

こうしてみると、自分の中ではXJRはツーリング的要素よりも、利便性が圧倒的に勝(まさ)っている印象でした。
つまり、このバイクだったら「お買い物」もしたくなるし「チョイ乗り」もしたくなる。
ちょっとしたツーリングにも出かけたくなる・・・そんな位置付けです。

こんなお出かけは? CB XJR
本屋へ買い物 ×
近くのバイク屋
暇だから近所1周 ×
通勤 × ×
ちょっと渋滞 ×
思いっきり渋滞 ×
半日ツーリング ×
一日ツーリング
ロングツーリング
んじゃ、北海道! ×

    別にツーリングマニアでもなく、どちらかと言うと出不精なのですが、
    「出たら徹底的に!」的な要素が欲しい自分としては、やはりCBに軍配かな。

    左のように、XJRが圧倒的に勝っているんですが、なぜか「北海道を走りてぇ〜」になると、今ひとつXJRに魅力を感じない・・・。

    普段着(ふだんぎ)過ぎるんですわ。
    普通過ぎて面白みが無いのかもしれない・・・。
    移動だけなら250ccのスクーターのほうが楽チンだしなぁ・・。

    その意味では、「ちょっと緊張」が欲しいんですわ!
    まだちょっと恐怖を感じているCBに魅力を感じますね。

    逆に言うと、もしCBがもっとコンパクトになっちゃたら、熟成の意味でXJRに流れますよ!きっと!

そんな事を考えながら、今回の試乗を終えました。
バイクには様々なスタイルがありますし、自分の嗜好も何時変わるか判らないのですから難しいものです!
とても楽しく勉強させて頂きました。
YAMAHAさん!有難う!!


<おしまい>