府中運転免許試験場セーフティ ライディング スクール
2012年7月15日(日)
k.spencerさんが教官を務めるスクールに参加。
なんとスクール参加は5年ぶり。
なんか嬉しくて眠れず4時まで布団の中でトロトロと。
6時半起床。
自宅を7時過ぎに出るとすでに高速は渋滞。
9時過ぎに到着するとk.spencerさんが駐車指示係りでお出迎え。
ここまで体調に不安とか心配とかは考えもしなかった。
クラスは習熟度順に赤/青/緑/黄色の4クラス。
「とりあえず緑でいい?」と聞かれた時に「待てよ?青や緑だとk.spencerさんが”水を得た魚”状態だな?よし、ここは裏を掻いて黄色だ!」と黄色を選択。
今回の参加者は84名だそうだから平均すると1クラス21名だけど、最上級の赤は4名程度で黄色が20名くらいだったから青と緑は30名づつくらいか。すごいな。
ゼッケンをもらってk.spencerさんに「黄色にしちゃったもんねぇ〜!」と申告すると「ふ〜ん」と見せてくれた担当表には「黄色担当k.spencerさん!(ほか数名)」
・・・・しまった・・・・・完全に泣かされるモードに入っちまった・・・・・・。
開会式の最初の諸注意で「撮影一切禁止」と言われる。
そうなの?せっかくカメラ持ってきたのに・・・・という訳で今回は画像が一切ありませんです。
本日の最高気温34℃だそうで、朝からグングン気温が上がる。
ねんおしゃ・・・・に続いて、体操の時点ですでに汗が噴出す。
「この時点で体調が悪い人いますか〜?」に笑いが起きる。(実際自分も笑った)
10時:実技開始。
黄色の最初は4輪コースで、ブレーキングの練習。
最近はフロント・ロックをやらないので、握り込みの感覚を忘れていた。
結構握っているつもりだったんだけどまだまだ余裕があるらしい。
逆に「今のはベスト!それ以上握ったらコケます」と言われると「今のってどの感覚?」と判らない状態。
つまり「これが限界か!」の握り加減が認識できてないのだ。
まぁ、でも普段絶対にここまで握らないな!ってな動作は出来たのでヨシとしよう。
また肩の力も抜いているつもりがガチガチだったようだ。
これも以前から言われていたし、自分ではそのつもりは無いのだが。
でも実際に急ブレーキの際の腕のダンパーを効かせる事ができるか?と言われるとNOかもしれない。
約30分程度で休憩。
この時点で身体にちょっと異変が・・・・だるい。
立ったまま教官の説明を聞くも、ひざを掴んでかがんでしまった。しかしまだ熱が溜まった感はない。
基地に戻って水筒のお茶500mLを飲み干してしまった。
次は2班に分かれてパイスラと8の字。
パイスラでは、何かコジってる感は自覚しているのだが、それでも楽しい!
かっちゃん師匠が教えてくれた「船こぎ」が1速では上手くできていない。
それでも20分ほど続けているとクリッピングとアクセルONのタイミングの位置が合ってきた。
フットブレーキをアクセルとして1速の吹けを調節!など身体が思い出して調整してきたような感覚。
次に8の字に移るのだが、この時点でもう少し呼吸を整えたくて、後ろの人に先に行って貰った。
一人1セットのパイロンという何とも贅沢な環境!
「クルクルの会」発進!
あれ?ハンドルロックどころか、まともに回れてないぞ!
あれ?ひ、左が・・・・・逆ハンしている腕を見つめる・・・・。
ここでk.spencerさん登場・・・・しまった!完全に個人授業だ!
やっぱりな・・・追尾しますか・・・・!
嬉しいのは先生に引っ張ってもらうと周回速度がどんどん上がる事。
やはり盗む事は重要なのだ。
しかし追われる場合は、焦ると同時に冷静にもなる。
如何に速度を上げるか?その為にはどこを制御すれいいのか?
を走りながらグルグルと考える事になるからだ。
胸を方向に突き出して!
もっと誇張して!
目線を次のパイロンへ!
だんだん乗れてきた。
もっと荷重を掛けて!
バイクにセルフステアをさせて!
自分はそれをアシストするだけに徹底せよ!
燃えた。かなり燃えた。
どのくらい時間が経ったのか?覚えていないが完全に息が上がっている。
ヘルメットが苦しく吐き気を催したので脱ぐ。
プハ〜ッ!と深く深呼吸すると同時に一瞬目が泳いだので「あれ?」と感じた。
すぐに基地に戻るようでまたヘルメットを被る。
この時点で酸素不足を感じた。
と同時に「歯がかみ合わない状態」が起きる。ヤバ!熱中症だ!
でももうお終だ。もう少しだ。
基地に戻るまでに隊列のまま少し待ち時間があった。
サイドスタンドを立てたまま一瞬意識が飛んだ。
「ヤバイ!帰らねば!」
気がつくと基地の前にバイクを止めている。
隊列から基地に戻るまでの100mくらいの記憶がなかった。
今考えれば、途中で素直に座り込めばよかったのだと思う。
でも「もうちょっと」の自覚の甘さが、軽度の熱中症を発症してしまったのだ。
時計を見て12時だった事は覚えている。
「あ〜お昼だぁ・・・助かった〜」と勝手に思い込んでしまい、本日わざわざ見学に来てくれていた”もりやんさん”と会話したい!の思考だけから、勝手にセンターに歩き始めてしまったようだ。
この時点で疲労と脱力感でグッタリ状態。
センターの地下食堂まで歩いて1分くらいなのに、途中で座り込んでしまったりして10分ほど掛かりました。
(もりやんさんすみませんでした!)
しかし!実はこの時点でまだ午前中のカリキュラムは2/3だったのです。
お昼休みではなく10分の休憩のあと、一本橋/波状路/千鳥のメニューが残っていたのだった。
つまり、周りの動向を確認したりスケジュールの確認をしたりする行動意識がすでに無かったものと思われる。
何より、教官の次の指示があったハズなのだが、その記憶が一切ないのだ。
皆が午前中最後のメニューをこなしている時に、地下の食堂で涼しんでいたのだが、冷水を1L以上飲んでも身体の熱が取れなかった。
13時になって戻ってみるとすでに教習が始まっている・・・・あれ?何で?・・・・いや、まだ午前中の教習が終わってなかったんですな。
k.spencerさんに「ごめん!(今始まってる)午後(参加するのは)ムリ!」って言ったつもりだったのに、まだ午前中の続きだったとは・・・・。
まもなく午前の教習が終わって、k.spencerさんから「お昼どうする?」って言われて「ムリ!ごめん!」って言いながら、
「お昼?もう終わってんじゃん!何言ってるの?この人?」って思った時点でまだ理解出来ていない状態だったんですわ。
結局2時間ほど冷房を浴びる事でやっと身体のダルさが取れてきたので、午後のメニューに参加することにした。
午後はバイクコース(狭路)でのスラローム。
楽しい!
あれ〜?やっぱりハンドルこじってるなぁ〜・・・・逆ハンしているのがよく判る。
もっと身体を振ってもっと大胆に荷重移動して!・・・・・あれ?知らないうちにまた燃えている!
30分で一回休憩。大丈夫だ。行ける。
さらに30分。ちょっと首と肩が張ってきた。つまりは疲労が出てきた。
最後にお楽しみコーススラ!
しかし説明の時間の炎天下が辛い。かがんで聞く。
楽しい!楽しい!
体調の事など忘れて楽しい!
しかしヘルメットの中で自分の吐く息の温度が異常である事を感じ、心拍が180以上を打っている事を感じた。
(心拍は自転車で正確に計測していたので感覚で判るのだ)
脇に停車してそのまま吐くが何も出ない。
「あと1回周回したらギブアップしよう」と思った周回で終了だった。
この終了を聞いた時点で軽く意識が飛ぶ。
全てのカリキュラムが終了後、教官の皆様に気を使って頂いてしばらく休ませてもらったのだが、とにかく身体の熱が逃げない。
いくら冷房に当たっても逃げないのだ。何故だろう?歳?
無理を言って冷房に1時間あたらせてもらったお陰で、何とか動けるまで回復。
帰りはとにかく冷却最優先として、胸部プロテクタを外してリュックへ仕舞う。
タオルやアンダーシャツなどもう役に立たないので仕舞う。
裸の上に直接ジャケットを着て帰路へ。
18:00帰着。
帰りの中央高速を流している分には全く正常な状態。
帰宅時には単に運動による疲労感しかありません。
【思った事】
バイクがスポーツだという事を完全に忘れていた。
これだけ激しく動き、全身を使って運動し、疲労するものだという当たり前の感覚を忘れていた。
いかにこの数年間のんびりツーリングしかしていなかったかを知る。
だからスポーツをしに、いや、250kgの車体を振り回す激しいスポーツをしに行く覚悟を忘れていた自分に反省です。
ここ暫く筋トレなどは面倒だからサボっていたのだが「いちさんを振り回す前にダウンかよ!?」を思えば基礎体力を付ける必要性を感じたのです。
自転車再開!ですな。
まぁ、それ以前に睡眠不足という呆れる理由を解消できなければ参加資格すらありませんね。
ちなみに本日は3リットルの水分を取りましたが一滴も尿にならない発汗量でした。
あっ、最後に。
教官お疲れ様でした>k.spencerさん&ボランティア教官の皆様!
それにしても高速使って往復3時間半はやっぱ遠いな・・・・
おしまい。
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