グッドライダーズミーティング晴海2
(今回は写真なし。文章だけです)

2006年4月8日(土)

なんで晴海GRMはいつも桜吹雪が舞うんだろう・・・・って、1年ぶりだからじゃん!
今年に入って3回目のスクールだけど、すでに晴海は去年の春の話し。
どうしてこんなに時間が早いんだろうかね・・・・・

最近BBSでk.spencerさんと文通してるのね。
んで、今回の晴海はk.spencerさんが総大将を務めるからおいで!おいで!って誘ってくれました。

じゃ、ってんで、こんな質問を。
「パイスラが苦手です。集中して練習できないかしらん?」

たぶん心の中で(だからぁ・・・総大将だって言ってるじゃぁん!)との思いのk.spencerさん!?
「任せておきなさぁい!」

さて当日。
パイスラが2本用意されてる!
しかも1速用(通常用)の1本の隣に2速アクセルワーク専念用の特設パイスラが・・・・。
来て良かったぁ〜!(後で再び叫ぶ事になる!)
泣きそうに嬉しかったです。

ゼッケンを貰うも、違和感のある赤ゼッケンを渡される。
えっ?赤じゃないよ?欲しいのは黄色だってば・・・・。
スタッフ様「あまり関係ないですから!」
がめら「なんだ!そうなのか!」(←やっぱり間違いだと後で気付く!)

昨年から高速2人乗りが解禁になり、GRMもその練習をメニューに取り入れていますが、今年の晴海はコーナリング・セクションが完全に廃止となり2人乗りカリキュラムに専念するメニューになっていました。

昨年まではカリキュラムの2/4(=半分)は、コーナリング+コーススラロームで楽しめたのにちょっとがっかり。

最初にこの2人乗りメニューから始めたのですが、終了後に、
「自分はポリシーとして2人乗りは嫌い。それでも練習する必要があるのでしょうか?」
と質問して教官さんを困らせてしまいました。

そう言えば、このセクションだけ2人乗り練習の希望を募る形式だったので(なんで?)と思っていたのですが、
例えば教習中に事故が起きた場合、
「俺はイヤだったんだけど教官がやれって言うから、やったら事故に巻き込まれた。だいたい知らない人の後ろに乗りたいなんて言ってない!」
などといったクレームが付いたりすると責任問題に発展する可能性があるからだそうです。

そもそもそんな事を言い出す輩(やから)には参加資格を与える必要は無いと思うのですが、
教官さんもバイクが好きで好きでそれが嵩じてボランティアまでしているのに、そんな責任まで負わされたんじゃやってられないハズです。
必要なカリキュラムとはいえ、まったく不条理な要素を含む項目です。

きっとスタッフミーティングではこうした問題が真剣に討議されているのだと思いますが、そんな憂いが上記の教官さんを困らせてしまった要因のようです。
そうとは知らずに無神経な質問をぶつけてしまい済みませんでした。

次にブレーキング・セクションです。
4本のストレートを、
・フロントのみ
・リアのみ
・フロントロック
・通常の急制動
と別けてループします。

今回の参加者も昨年と同様に40名前後でしたが、黄色+赤ゼッケンで30名ほど。
30台がループするには十分すぎる程の広さを誇る晴海会場です。
もう止まれません!
休みなしのブレーキングはかなりの練習になります!
「皆さんは赤ゼッケンだから特に説明はしません」・・・・って、やっぱり赤ゼッケンは上級者用じゃん!(騙されたな・・・^^;)

フロントのみのセクションではストレートで4回制動するのですが、後半は4回ともフロントロックの練習をしちゃいました。
ここで気が付いた事。
2本指ではフロントロックが出来ない!
4本でガッと握るとキュッ!っとロックするのですが、2本指ではロック寸前で終わってしまいます。
やっぱり力が足りないのかな?

でもフロントロックに慣れると面白いです。
リリースのタイミングが判ってくると、キュッ!キュッ!キュッ!キュッ!とリズミカルにロックさせられて楽しい!
反対にリヤはケツが流れて「あっ!ロックして滑ってる」と気付く始末でなんとも頼りないのが実感出来ます。
逆に言えば、流れても気付かない程安定しているんだと言う事を覚える練習でもありますね。

さて、ここで午前の練習が終了です。
朝からの曇り空が昼食タイムの途端にポツリポツリ・・・・・。
(なんであの小さなテントに40人が入れるんだろう・・・・なんて事に感動しながら雨宿り!)

念の為に持参した雨カッパを着て午後のバランスへ。
なんだかわざわざ用意してくれっちゃった感のある(!?)2速パイスラに挑みます!

開けるタイミング&開ける時間を、待ち受けているk.spencerさんが丁寧に解説してくれます。
ここでBBSでも話していた志願特訓が許されて(!?)パイスラをループさせてくれました。
感動です!
つくづく指導員さんとお知り合いになっていて良かったと思いましたよ。

しかしk.spencerさん曰(いわ)く。

・こうした練習はお友達価格でやってる訳ではありません。
・誰でも申し出てくれればやります。
・苦手項目の克服はGRMでも最も重要な課題なんだから積極的に言って欲しい。

と常々おっしゃっています。
これを読まれた方の中で、警察や二普協の練習会に参加されている方は、是非自分から申告して自分の為になるレッスンに練習会を活用してもらいたい旨をここでPRしておきますね。

ところでk.spencerさんは実に褒めるのが上手いです。
1本毎に上手い!上手い!と言われると、やっぱり嬉しくなって、さらに練習したくなります。
そんな感じでパイスラをクルクル周っているうちに例の「えっ?」「あれっ?」「おぉ!」が出てきました。
だんだんタイミングが判ってきたんですよ!

すかさずk.spencerさんから「時間」の指導を受けます。
グワッ!グワッ!っと瞬間的に搾り出すと同時に手前に引く。

こ、これは!?
かっちゃん師匠も唱えていた「ふねこぎ」です!

技術を誤魔化せる2速ではありますが、パイスラのスロットルタイミングと時間が判ってきました。
しかし進入角度と速度を間違えると途端にダラダラ走行になってしまい、まだハッキリと掴めていないのがよく判ります。

パイスラの秘訣は速度とタイミング。
速度が乗れば1速にしてもパーシャル状態にならずにギクシャクしない。
だから進入は少し大回りでタイミングを図り、徐々に速度を乗せていくと、イヤでも出来てしまう!

・・・・なるほど・・・・。
さらに数周します。

今度は1速でやってみましょう!とk.spencerさん。
う、嬉しい!

しかしガシャガシャ!
だめだぁ〜!
1速のギクシャクが恐怖になってる。

・ニーグリップをしっかり。
・ハンドルを意識的に前に引いて!(以下「ふねこぎ」と言います)
・目に見えない回転(パイロンの少し手前で方向を転換する)ポイントを意識して!

また数周。
ドッカン!ダラ〜・・・ドッカン!ダラ〜・・・を繰り返していると、
「もういいでしょう。隣の(間隔の狭い)スラロームをやってみて下さい」とk.spencerさん。
何が「もういいでしょう」なのか?判らないまま隣のパイロンを走ると・・・・・

なんと!!!!
ドッカンが気にならない!!!!
えっ?どうして?何で?!!!

k.spencerさんがニコニコしながら解説してくれます。
パイロンの間隔が広すぎると、スピードが乗ってきた時に、逆に切り返しのタイミングが取りずらくなるんです。
今まではスピードよりもスロットル・ポイントと時間だけを練習してきたので、この間隔でもよかったんですが、タイミングが合ってくると自然にスピードが乗ってくるので、より実践的な狭いパイロンが合ってくるんです。

さらに「ふねこぎ」とニーグリップが出来ていると、あの大嫌いだったドッカン!も体が吸収してしまっているし、大体が、すぐ目の前に迫っているパイロンに集中するとドッカン!など、気にしている暇が無い!!

こ、これだ!(久しぶりに大赤で書かせて頂きます!)
感動で震えました!
まだ最初の進入に失敗するとダラダラになるので、コツを覚えるまでとにかく走り込みしかないな!
(スロットル開度の設定などで誤魔化そうとしてたのはなんだったんだ?)

って処でタイムアウト。
やべ〜!
忘れる前に走りたい!走りたい!走りたい!

ドッと汗が噴出した状態で終了した時には日差しも覗いていたので雨カッパを脱ぎます。
しばし座学の合間にコース・スラローム作りの指導員さん。ご苦労様です!

さぁ、最後のコース・スラロームです・・・・が!
なんと!
またまたここでk.spencerさんが総大将だって事に気付きました。
180°ターンのパイロンが全くと言っていい程無いんです!!!
えっ?これってコース・スラロームなの?
じゃぁ、その代わりって?・・・・殆どがパイロン・スラローム構成!!!

キャァ〜!!
余りの嬉しさに気絶しそうになりましたよ。
こんな集中した練習が他で出来るだろうか?否!!です。

普通にパイスラが出来る人には面白くないコースだったかも知れませんが、今の私にはとてつもなく難題設定のコースですから・・・・。

数周した処で再びドシャッ!と雨。
今日は天気まで私に味方してくれています!
完全に路面が濡れてスピード・コースなど不可能な状態。
今日はパイスラしかありませんよ!!
今日の天気を予測してこのレイアウトにしたのかしらん?と思ってしまう程ピッタリでした。

クルクル再開。
1速でのタイミングとグワッの時間に集中していたので、後から振り返るとニーグリップと「ふねこぎ」が出来ていたかチェックするのを忘れていましたが、なんだか人並みにパイスラが出来る処まで来た感触を持ちました。(やっと人並みですが)

集合・解散時にはまた日差しが戻り、晴れやかに帰宅する事が出来ました。
いやぁ〜!収穫!収穫!


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追記:

久しぶりに集中した練習をしました。
繰り返しちゃいますが、今日はとてつもなく大きな収穫を得ました。
今は早く乗りたい!乗りたい!って思っています。

なら乗れよ・・・・・って、もう体が動かないんですよ・・・・。
帰宅後2時間熟睡してしまいました。
8時間後の現在は早くも筋肉痛が出始めてキーボードが上手く押せてません。
明日は恐らく全身がカチコチに固まっているでしょう。
(なのに明日は自ら主宰するスクールに出掛けるk.spencerさんっていったい・・・・)

最後にスタッフの皆さん・指導員の皆さん、お疲れ様でした。
我々が帰宅後も後片付けやミーティングがある事を思うと、そのボランティア精神に頭が下がります。
そして我々は帰宅後も身に着けたテクニックを挑戦側ではなく余裕側に振る事によって事故回避する確率を高める事が一番の恩返しですものね。

皆さん有難うございました。
個別に付き合ってくださったk.spencerさん、本当に有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。