いちさん倶楽部 練習会その9
なんてこった!





2002年2月24日(日)

ヘルメットのシールドが余りにも汚かったので初めてバラす。
けっこう込み入ってる構造だなぁ・・・。

本日の参加者
・よたろー師匠
・渇チャン師匠
・風来坊さん
・きみどりさん
・もっちんさん
・のりさん(復活おめでとうです!)
・たつお氏
・ななすけ氏(初参加)
・nobu氏
・S氏
(11名!すげ〜!!)

前面壁バランスの練習を繰り返すもなかなか上手く両足が乗れない。
ただエンストの恐怖はちょっと和らいだ。
しかし前が壁があるからであって、まだチドリまでは持っていけない。
まだまだ練習が必要だな。

8の字を走り込んでいる渇チャン師匠の、パイロンイに進入する位置をガムテープで目印にして、さぁトレースするぞ!

クラッチつないでGO!
ぶわ〜ん・・・・。
「あれ?」
もう一度クラッチつないでGO!
ぶわ〜ん・・・・。
「あ、あれ?」
そっとつないでからスロットルGO!
ぶわ〜ん・・・・。

・・・・えっ?・・・・・

「何?」思わず、近くにいたよたろー師匠を見る。

「それ・・・・クラッチすべってるよ!・・・・・」

・・・・えっ?・・・・・

なんと!いきなりクラッチが滑り始めたんです!
渇チャン師匠「これはダメですねぇ・・・。」
もっちんさん「バイク屋で見てもらった方がいいよ」
よたろー師匠「クラッチは突然来るからね!」
もっちんさん「もう数キロも走れないよ!」

・・・・おろおろ・・・・。

渇チャン師匠「まだ3500kmでしょ?クレームですよ!」
渇チャン師匠「とりあえずバイク屋に連絡した方がいいですね。」

・・・・うん・・そうする・・・。
皆さん適切なアドバイスを有難う御座いました。

12:00
バイク屋に連絡するも「今日は日曜日だから引き揚げる余力がないので出来るだけこちらに向かって欲しい。動けなくなったらレッカー出すから」との事。
そーっとクラッチをミートしながらバイク屋に向かう。

すこしでもアクセルを開けると「ぶわ〜ん」と吹けてしまう。
原付よりゆっくりのスタートは怖い。
国道で後ろに着いたバイクが「え?」ってな加速に「ふざけてんのか?」って顔しながら抜いていく。
バーロー!こっちは必死なんだぞ!

しかしそんな状態で30kmもの距離を走るといろいろな事が判ってくる。
1速から4速までは2000rpmまでは丁寧につなげればOK。
各ギヤで2000rpmまで持っていく時間は

1速:10秒(静止状態から)
2速:5秒
3速:3秒
4速:5秒
5速:10秒(維持不可)

それ以上はトルクが必要らしくすべってしまうのだ。
また5速に入れたとたんに回転が落ちる。
すべらない限界の回転数がどんどん落ちてくるのだ。
相当なトルクを必要とするみたいね。

またゆるい勾配になると4速も使えない。
3速に落とすのだが、回転を合わせるといきなり滑ったまま状態になるので一度2000rpm用に速度を落とさなければならない。

難しい〜!!

トルクを必要としないギリギリの回転数を維持しながら信号の遥か手前で速度調整をして止まらない様に気をつける。

1時間後にバイク屋到着・・・・疲れた・・・・・。

すぐさま見てもらうも、
「こりゃ預かりだな!」
「まだ1年経ってないよね?初めてのケースだなぁ!」
とあっさりピットイン!?

・・・あの〜・・・代車なんかは・・・・
なんかごにょごにょと相談していたが、「じゃ、これ使って下さい」
と新車のCB400SF VTECUを受け取る。
「おおっ!オド150kmじゃぁ!新型車じゃぁ!」
何故か嬉しい!?

突然ですがここで【CB400SF VTECUのインプレッション!!】

っても、バリバリの新車だから
「VTEC使わないでね!(6000rpm以上は回さないでね!の意)」
とあっさり言われてしまう。(そりゃそうだわな!)

「んじゃ借りていきま〜す!」
(おお・・・ち、ちっちぇ・・・)

発進でいきなりエンスト。
なんと!そのままクラッチミートしたらエンストしてしまった!
(フカさにゃクラッチつながらんのか?)
いちさんのトルクがいかに太いかを改めて知った。
これ、面倒くさい!
発進するたびに気持ちフカさないとガクガクする。
もともと回転上げて半クラでスタートするのは好きではないので、最低限の回転で発進しようとするとミートが面倒くさいのだ。

13000rpmまで回る回転域での6000rpmはキツイんだなぁ・・・。
いちさんは8000rpmまでのレンジだから感覚が違う。
次々とシフトアップしていかないとスピードが追いつかない。

それと体感速度で驚いたのは、60km/hも出すと、かなりの速度に感じる。
つまり、「こんなに出したらあぶねぇ〜な!」って思ってメーター見るとまだ60km/hなのである。
いちさんは3速に入れた時点で60km/hだから「まだ巡航速度に達して無いじゃん」の領域なのよね。
そういえば、いちさんは5速まで入れ終えて「いつもよりちょっとスピード乗ってしまったかなぁ」の状態の速度が110km/h程度。

しかし、この時に感じる「こんなに出したらあぶね〜じゃん」の感覚とも違う。

いちさんの場合の「あぶねぇ」は物理的速度が高い為に「外的になにかあったら危ない」の意味であって、自分自身が今の状況を「危険」と思う事はないのだ。
まぁ、そうでなけりゃ「リミッタ−が効くまで180km/hである事に気付かない」なんてふざけた状況は有り得ないのだが・・・。

それに比べると、400ccでの60km/hは明らかに「今の状況が怖い」のである。
「何が?」と聞かれるとよく判らないのだが「なんか不安定だよ」なのである。
乗り換えたばかりだからニーグリップの余りの貧弱さに戸惑っている事も含まれるとは思うのだが。

体で感じる安定感というか安心感というものがケタ違いである事も判った。

結論・・・・・このバイク(この排気量)は疲れる!・・・・・。
「ちょっとコンビニにお買い物」なら乗りたいけど、ツーリングに出ようとは思わないな。(まぁ、いちさんにこの手軽さがあったらベストなんですけどね!)

そのままF練に顔出す。
皆さんドワッと集まって
「おお!試乗車じゃぁ〜!」
「さっそくバンク角テストを・・・」
って・・・やてめくれません?(^_^;(^_^;(^_^;

早く直って来ぉ〜い!!
愛しのいちさんやぁ〜い!!

写真提供はよたろー師匠です!
いつもアリガトウです!



後日談

1週間後「直った」との連絡が。
早々にCB400SFで出かける。

しかし怖いなぁ・・・このバイク。
ダンプが横通ると風圧でフラフラするよ。
やっぱ全然、安定感が違うなぁ・・・・。

愛しのいちさんふかぁ〜〜つ!!!
バイク屋さんには「こんな異常な乗り方をするヤツはいない!」などと、サイドがビラビラになってる前輪を見て、散々突っ込まれました・・・。

ジム屋ゴッコをしている事を正直に話すと、
「一番クラッチ傷めるよ。でも周りの人が壊れないなら、アクセルワークと後輪ブレーキの使い方がみんなと違うのかもしれないね」との事。

「ジムのパイロン1個は信号ダッシュ1回分相当のダメージ」と言われました。
マジ?

帰り道でシフトアップをする時にガツンとこない様にアクセルの遊びをパーシャル状態にするように努めました。

またトップまで入れた後で「今本当に5速?」を確かめる為に一度クラッチ切って、シフトアップして(実際には5速なのでしない)またクラッチを繋ぐ時にブワ〜ンとなる・・・・がクセだったのですが、これを「止める又は気持ちフカして回転を合わせる」を心掛ける様にしました。

また壊れたら、今度は自分のせいだって事が証明されちゃうもんなぁ・・・。
有り得ない様な、でも楽しみなような・・・・。

「クラッチ見る?」と見せてもらいました。
クラッチ板のブレーキでいうシューの部分?が完全になくなっている板が2枚、殆ど無い板が3枚あって、いわゆる「クラッチがバラバラ」の状態だったそうです。
本来は金属色しているハズ(だそうです!)のクラッチ板が全部焼けて真っ黒な状態でした。
修理してくれたオヂサンは「昔ウィリーの練習してた時に一度こうなったなぁ」と言っていました。

ちなみにオイルとフィルタにもクラッチカスが溶け込んでいるので交換しましたとの事。
ラッキー〜(3800kmでオイル&フィルタ交換・・・とメモメモ・・・)
・・・・・・って喜んでて大丈夫なのかなぁ・・・。