小岩警察署ライディングスクールその4
2006年2月19日(日)
また早かった。誰も居ない。
しかしスゴいバイク発見!
なんと!CBX!!
思わず「撮影してもいいですか?」と言ってしまった。
しかしCBXでジムカーナとは・・・・。
ツワモノがいるものです。
今日は白バイが2名とパトカーが1台居た。
なんで?
体操前のスピーチ。
「これから取り締まりに行ってきます。皆さん気をつけて」
今年は早くも事故件数が多いそうな。
それからパトカーは橋のたもとで取締りを始めていた。
白バイ隊の2名はこうした講習会を周っているんだそうで、この小岩は初めてだそうだ。
・・・にしてもカッコイイ・・・・。
始まってすぐにこう思った。
(今日は調子が悪いなぁ)
今日のパイロンはやたら蛇行させる設定。
大きく回りこむのが怖い。
1周目。
アイドリングを1200から1000に落としたら
ガックンガックンしてとても走れない。
傍から見てもそう見えたのか、たまらず教官が
「アイドルをもう少し上げましょう。1500くらいがちょうどいいですよ」
よほど危なく見えたのだろう。
すぐにいつもの1200に戻す。
さっきよりすんごくスムーズに走れる。
つまりはアクセルワークがまるで×って事だ。
ロースロも何もあったものじゃない。
また頭が真っ白になる。
再来・・・やな予感・・・・。
しかしそれをフッ切るべく、
白バイさんに質問してみた。
「怖くてアクセルが開けられないんですが」
「多くは下を見すぎる事。もっと前を見る。それから回転を一定に上げたままリアブレーキで調整する事が大事」
アッ!と思った。
自分はF練で散々練習してきたのだから、基礎は身についてると思い込んでいたのかも。
全く忘れてるじゃん!
かっちゃん師匠に
「アクションが小さいですねぇ」
って言われていた!
自分では次を見ているつもりだったのに、
全然出来ていなかったんだ。
またリアブレーキは第二のスロットルだったよ!
前に柏秀樹さんにもそう教わったよ。
すっかり忘れてた。
(でもこれらは第一章でしかなかった!)
やっぱりパイスラが(も?)怖い。
また白バイさんに擦り寄る。
「パイスラが怖くって」
降車して地面に木片を置きながら説明してくれる。
「進入が大事。パイロン通過時にはもうターンしていないと誰だって間に合わない。膝でしっかりをニーグリップをしながら脛(すね)で押してやる。手でハンドル操作をしてはいけない。手は添えているだけ!」
あっ!あっ!
インストラクターその1さん
「肩がガチガチだよ!」
あっ!あっ!あっ!
インストラクターその2さん
「もっと体を周る方向に向けないと!」
あっ!あっ!あっ!ああ〜〜〜っ・・・・・・・!
落ち込んだ・・・・。
かなり落ち込んだ。
まったくの初心者モードじゃん!
今まで散々やってきた事、全部言われるじゃん!
全部出来てないから言われるんじゃん!
頭がこれ以上白くならない内に、戦列を離れて停車。
バイクを降りて、ベンチに座ってタバコを燻らせながら頭と指でゆっくりと整理する。
1:2つ先のパイロンを見る。自分で恥ずかしく思う位のアクションがちょうどいい程度でしかない!
2:胸を次のパイロン方向に向ける。アクションを大きく!
3:ニーグリップを意識する。ただ座っているだけでは意味なし!
ここまでは完全に制覇したハズのもの。
4:膝(ヒザ)を使ってバイクをコントロールする。大きくやってちょうどいい!
これも散々教わってきた事。マスターはしていないものの意識する事!
5:アクセルは第二アクセル(リアブレーキ)を使ってギクシャクをなくす事。
リアブレーキが必要な事すら忘れていた。
これは練習あるのみだな。
後半はコース改修。
といってもちょっと高速バージョンにするだけのようだ。
しかしとても走り易い。
リアブレーキを引きずりながら数周。
あれ?
なにも引きずりっぱなしである必要ないんじゃないの?
加速の時だけちょっと踏みながらアクセルを開ければドバッ!と飛び出す事ないんだから!!
なんか判ってきた。
体を入れる。
つまり胸を大きくパイロン方向に向ける。
クルッ!と回れる!
これだ!!
・・・・って当たり前の事じゃん!
何やってるんだか・・・。
胸を入れる事によって、自然に次のパイロンに視線が移る。
そうそう・・・・だんだん乗れてきた。
意識したバンクつけではない、バンクが自然に取れるようになり、その分ニーグリップが強くなる。
そうそう・・・・これだ!
いつの間にか、汗が吹き出し肩で息をしている。
そうそう・・・・これだよ!
練習はスポーツしなきゃダメだったんだよ!
やっと思い出してきたよ。
結局、数年前にやった技術なんて反復もしないで体得出来る訳ないんだよな!
こうして練習する事によって、やっと回復してくるもんなんだな。
何がロースロ化だよ!
自分の技術すら満足に発揮できないくせに。
しかもアイドルを落とした時の恐怖で知った様に、まだまだやるべきステップは深い。
最終的にはバイク屋さんの社長さんが言っていた、
「アイドルをカットして自分で保ちながら走ると練習になるよ」
までたどり着ければ、ロースロなんか考えなくてもパイスラは出来るんだろうな。
とにかくやっとジムカーナを始めた頃のスタートラインには戻った感覚。
これからは会場に向かう度に上記を反芻しながら練習する事にしよう。うん。
今日はとっても大切な事を思い出した久々に充実した日でした。
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