モビリオFISCOを走る!

馬子にも衣装・・・・っぽい




2006年3月5日

今やライフワークになっているTBSラジオの宮川賢氏の番組を聴視していたら、こんなCMが聞こえてきた。
「貴方も、僕、片山右京と一緒に富士スピードウェイを走ってみませんか?」
・・・・・なぬ?片山右京?FISCO?走れる?

夜中にも関わらず飛び起きてパソコンのSW−ON!
TBSラジオから”片山右京”で検索すると「片山右京のShall We Drive??ドライブしようよ!?」という番組発見!
そこから「TBS RADIO[EN]片山右京と富士スピードウェイを走ろう」を発見した。
なになに?
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2006年3月5日(日)
開場時間 10:00 受付開始
場所 富士スピードウェイ
出演 片山右京
内容 元F1ドライバー片山右京氏とともに、サーキット走行が楽しめる貴重なイベント。安全で楽しいドライビング体験を。
主催 チーム右京事務局
協力 TBSラジオ
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来週じゃん!?
まだ募集してるって事は可能性ありだな!?
早々に応募。
ホント!ネット応募って楽だな。

そしたら2日後にTBSからTELがあって「当選しました!」
早っ!
実感が無いまま6日後にはFISCOを走れる事になった・・・・。

FISCOと言えば・・・・・。(回顧録に走る)
16年前、その当時はまだ製造メーカーも太っ腹な処があって、「1日自由試乗:好きなだけ自由に使って下さい」とか「性能テスト:好きなだけ振り回して下さい」とかが当たり前のように実施されていた。
そんな時代だったから「スカイラインGTーRでジムカーナ!」なんて、今では想像も出来ないようなイベントがあって出掛けていったのがFISCOだった。
ジムカーナ場で(ノーマルの)R32を散々振り回した挙句、本コースを攻めまくったりして、終了時のメーカー担当者の言葉「可哀想で見ていらなかった」が今でも記憶していますわ・・・^o^;
何しろレース引退後数年が経っていて、それ以来本気で踏んだ事が無かったから、面白くて楽しくて・・・・。
レース活動は筑波がメインだったけどFISCOではFJ16で何度か走ってたからコースは覚えていたのよね。
そしたら自分の借りたR32は本コース上でサスが抜けちゃってさ。
「けっ!たいした作りじゃねぇ〜の!」なんて悪態ついちゃったりして・・・・^o^;

まぁ、そんな事はともかく、
我が家にはATのモビリオしかないんだから、スポーツ走行は諦めてファミリー走行に応募した訳。
しかも子供達はGT4で散々走りこんでる(!?)から、新生コースのレイアウトはおと〜さんより詳しい・・・・・。
そんな子供達に本物を体験させてやろうと思った訳だ。

朝6時に出発したら8時半に着いちゃったよ。
受付は10時からなのに・・・・。

で、歩き回りの、外周走り回りの・・・。
さすがに新生・国際サーキットだけあって茂木とは雰囲気が違う。
ここでF1の勇姿が見られるのももうすぐだし!

受付時にゼッケンを渡される。
ADVAN・・・なんか・・・久しぶり!
わくわく!
なぜ右側にゼッケンを貼るのか?(答え:コントロールタワーが右手だから)さえ忘れていた十数年間もの空白がすぐに埋まり始める。
ガラス飛散防止テーピングも自然に手が動く。
わくわく!

12時。
ピット2階の会議室でブリーフィング開始。
あっ!本物の右京さんだ!(偽者だったら問題でしょ!)

ファミリー走行は15分かぁ、3周だな。
右京氏のドライブに同乗出来る抽選大会があって、なんと!おか〜さんが当選!
13歳以上の制限枠にギリギリセーフだった長男に経験させる事にした。
(そこにおと〜さんは?の余地は無いんかい!・・・・なんかさぁ、最近「老兵は死なずただ消えゆくのみ」が人ごとでは無い心境なのよねぇ・・・)
次男には可哀想だけど、まだまだチャンスはあるじゃないか!若者よ!(泣)

13時。
あれ?オートマ&ワゴンだから最後尾を目論んでいたのに、何故か4番手にいる。
(おいおい・・・やっぱり4番かよ・・・・)

しゃぁ〜ない!
前のインプレッサに付いていくか!
先導の右京氏はプリウス。
(ぷぷっ!楽勝だね!)

ファミリー走行スタート!

1周目。
ライン取りを教えてくれる意味で丁寧にコースを走る。
結構起伏があるんだなぁ・・・・。
クリッピングが相当深いなぁ・・・。
1コーナーも最終コーナーもすんごいヘアピンじゃん!
結構カントしてるんだなぁ・・・・。
これらはゲームでは再現しきれてないもの。
早くも全開のモビリオ。
頑張れ!モビリオ!

2周目。
ちょっとスピードを乗せる。
ジリッと離される。
タコメーターがレッドゾーン直前で止まってる。
モビリオ!加速せい!

3周目。
さらにちょっとスピードを乗せる。
直線で前3台がポンと離れる。
プリウス速っ!
インプレッサ行くな!
モビリオ!なんで2速しかないのよ!(・・・いまさら・・・)
クリッピングまでのコーナリングでモビリオの挙動が一瞬だけ不安定になってきた。
全閉で切れ込んだ瞬間だけだが、ケツが流れ始めた。
家族4人が乗ったモビリオでタックインに持ち込む勇気もお金も無いのでここで諦める。

しゅ〜りょ〜!

終了後、タイヤサイドの溶け方を見るもののほんの僅かであった。
な〜んだ。これならまだ踏ん張れるな。
でもロールが大きいのでこれ以上はやはり足回りを強化しないと危ないな。
やめとこ!やめとこ!

でも!!楽しかった〜!!

続いて子供が右京氏ドライブの同乗走行に挑みます。
車はネッツカップ仕様のアルテッツアだと。
しかも1人づつ1周との事。
本気モードじゃん!・・・やば・・・吐くかもよ・・・。

周回後、フラフラになって戻ってきた子供にスタッフから暖かい笑いが。
子供は興奮しきりで夢中で喋り始めました。
「あれは別もんだよ!車じゃないよ」
これだけで様子が判りますなわな。

昼食は食事券を貰ってパドックエリア内のレストラン「Orizuru」へ。
至れり尽くせりで感動です。
27Rを眼下に見下ろせる角のテーブルでランチタイム。

同乗体験の興奮が収まらず語りに熱が入ります!
まぁ、サーキット仕様に足回りを固めた車を日本で片手くらいしか存在しない元F1レーサーがドライブする横に同乗出来る経験なんて普通ではあり得ないし、人生観も変わりますわなぁ・・・・。
これからの長い人生において何かしらのヒントを会得してくれたかな?
ともかく!よかった!よかった!

15時。
右京氏のトークショー。
レーサーとしての生い立ちや登山への情熱など、負けん気の強いニッポン人だなぁ〜と思いましたよ。
記念撮影は右京氏自らが席を回ってくれて驚き。
なんとサービス精神旺盛な企画なんてしょう!

16時解散。
東名で1件、首都高で1件の計2件の事故に遭遇し、帰り着いたのは21時。
なんと5時間も掛かったよ。
疲れた・・・・。

最後に。
右京氏本人はもちろんの事、片山企画のスタッフの皆さん有難う!
協賛のTBSさんと横浜タイヤさん、どうも有難う!
おかげさまで家族でとても楽しく有意義な1日を過ごす事が出来ました。
家族で行事を楽しむってなかなか時間的にも難しいですよね。
特に長男は生涯記憶に残る体験であった事でしょう。
本当に有難うございました!