【2004/03/13】

暖かくなってきました〜・・・こうなると行きたい！走りたい！病が疼きます！？

やっぱ日曜日は混んでるんだね・・・・今日は１組しか居ませんでした。
おと〜さんの練習に５歳くらいの男の子が付き合ってマウンテンバイクで走り回ってました・・・・・。

ここぞとばかりにコースに出ていろいろ講義！？
下の子も久しぶりにコースを遊び場にしています！

おと〜さんはこんなパーカー着ていますがもうポカポカ陽気。
ちょっと暑いくらいでした。

とにかくナラシ終えなきゃ再びシリンダー開けてチェック出来ない！
ってな訳で走行に徹します。

でも古き良き時代にもナラシなんてやらなかっし、気をつけてそっと走るのも子供達にとって不本意だろうし・・・・やっぱ気にしません！！

スロットル開けたければ勝手に開ければ！！状態です。
でもやっぱりカワサキさんとの語らいの中で、自分達も意識しているようで、ちょっとはそっと扱ってるみたい。

もう小山は突っ込んでいきます。
目線からすると頂上では結構な高さなのですが慣れですね。

誰も居ないうちに距離を稼ぐつもりなのか？
とにかく午前中から走り続けます。

下の子は持ってきた竹とんぼで遊んでます。

しかしこっちも、ここぞとばかりに、乗せて走らせる事にしました。
久しぶりに乗ったバイクはやっぱり面白いみたい。
良かった！良かった！

今日は頂上でのブレーキングの練習。

どんな高さでも速度を殺して、尚且つ安定させれば怖い事はありません。
しかし、それはとっても難しい事です。

傾斜での停止と前進は低速パワーがあるトライアル車なら何でもない事でも、非力な５０ｃｃのトレール車にとっては結構過酷！

クラッチとアクセルを指２本で握りながら、残りの３本で調節する事はまだ出来ないので、止まったらお終い！状態です！

まだまだ車体を安定させるバランス感覚を覚える事が必要です。

しかも握力が足りないので勾配で踏ん張る事が出来ません。
ズルズル！と下がってこの通り！！

わき腹を打ち付けて、のたうち回っている間にも注意が飛びます！

転倒させたままのキャブからはガソリンが漏れ続けている事。
周囲に気を配らないと自分がハネられる事。
その周囲も巻き込まれて更なる事故に発展する事。

などなど。
トライアル場とモトクロス場の違いを教えるチャンスです。

あまりの痛さに休憩タイム。
そのまま例によって例のランチタ〜イム！

やっぱりポカポカ陽気でのお弁当は気持ちがいいですね！

午後からはバランスの重要さを悟ったのか？
やたらに停止・発進を繰り返してます。

しっかし終始スタンディングでこれをやっている姿には感動すらしますね。

自分が○練でかっちゃん師匠に
「それではスタンディングで回りまぁ〜す！ついて来て下さぁ〜い！」
って言われるとビビッて必死になるし、
そもそも２周もするとモモが笑って立っていられないのですから・・・・。

それをほぼ１日中続ける体力は大したものです。
子供ってみんなそうなのか？

本来は飛び越す角材も、こんなふうに並べて狭路の練習してます。
平地での半クラッチはもう体得したみたいです。

しかも
「もっと練習するからパイロン並べて！」
と催促されました・・・・。

目線に注意しながらクリアさせますが、
今は余り細かい事を言うのは止めました。
それよりも楽しければ楽しいなりに、さらに向上を追及するものなので、それを待ちましょう！。

でもこんな設定、
おと〜さんだって通りたくない・・・・

さすがにムチャな事をさせてると思いました。

そんな事に苦痛を感じるくらいならやらなくていいよ！
強化選手養成プログラムじゃないんだから・・・・。

でも本人は結構ハマってたみたいだけど・・・・。

さて、実は今日の主役は最後の最後に出張たのですよ！

先ほどの角材が下の子の両足にぴったりの高さだったので、試しにクラッチを触らせてみました。

半クラッチとアクセルのタイミングが合うまで数回のエンスト。
それから、パン！と合った瞬間に飛び出して、おと〜さんが前でガシッ！と止める、
を経て体得させます。

割とコツをつかむのは早いようで、エンジンの回転音の恐怖に打ち勝つまでにそう時間は掛かりませんでした。

ほんの数十センチ動くだけで喜んでいるので、最後に
「コケてもいいなら走ってみるか！？」
と冗談半分に言ってみます。

「コケてもいい！！やってみる！！」
と即答。

両足が付かない状態で失速すればそのままコケるのは判っているのですが、
「ま、いいか！！」
でやらせてみます。

パンッ！
と繋いだ瞬間に前からハンドルを少し引っ張って強制的に加速させてやります！

見事に発進しました！！

まぁ、まっすぐ走るのは成功したけど、戻ってこられないよなぁ〜・・・
と、おと〜さんは止める為にダッシュします！

ところが！
そのまま旋回を始め、戻ってくるではありませんか！

う〜ん！！
結構感動！！

以前、上の子に教えた、
「走り出したら自転車と同じ！」
を言い含めていたものの、ここまで走るとは！

もちろん、完璧に乗せられてはいるものの、自分なりにいろいろ考えて必死に操縦しているんでしょうね！

「そのままもう１周！」
「そのまま！そのまま！」
「もう１周！」

もう、おと〜さんも、おか〜さんも、興奮して叫んでいます！
なんか幸せな一体感かも・・・・。

５周ほど１速のままビーーーー！！って音と共に走り回ると、
なんと！！
自ら小山の小山（デコボコとも言う！？）に向かって行きます。
ガタン！ガタン！とデコボコに挑戦している姿にまた感動です・・・。

さらに５周ほど走って、ハッ！と気が付きました。
まさか走ると思ってなかったんで、プロテクター着けてない！！

止めに掛かります！

初めて立ち上がった乳児よろしく、大きく旋回している遠くから
「こっち！こっち！」と手招きをします。

おと〜さんめがけてトロトロと走ってきます。
おと〜さんの正面にフロントが着いた処でガシッ！とハンドルを持ってやります。
そのまま宙ぶらりん状態でニュートラルに入れて降車。

もうニッコニコ！

１４：３０終了！
上の子は手際よく車に積み込みます。
下の子はまだ感動が続いていてポワ〜っとしてます・・・。

よかったね！
これでこれからつまらない思いをせずに済むね！
但しまだ、誰も居ない時を選んで乗ろうね！
早く大きくなりなさい！！

本日の走行距離：２６ｋｍ

おしまい！