乗鞍スカイライン・乗鞍エコーライン
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いちさん倶楽部・全国ミーティング



畳平にて


2002年9月7日(土)〜8日(日)

いちさん倶楽部はもともとMLなので集まりなんてあるのかな?
なんて思ってました。
でも練習会もそこから始まっているし、結局オフ会の数は結構あって、みんな遠出しているみたいだと判ってきました。

だから全国大会といってもオフ会の一つでしかなく仕事等の都合の付いたメンバーだけが集まる会のようです。

今回は自然保護の名目のもと、今年でラストランになる「乗鞍スカイライン」と「乗鞍エコーライン(県84)」を走破する事を目的とした全国大会です。
参加者は18名。
全メンバー280名からすると少ないのかな?

9月7日(土)

5時起床。シトシトと前線が雨を降らせている。
ど〜しようかなぁ〜・・・。
6時。とりあえずカッパ着てガレージよたろーに行ってみる。
よたろー師匠・きみどりさんと共に出発予定なのだが、この2人、ためらう事なく出発してしまう。
元気だなぁ〜・・・・って、何で2人ともオフ車なのよ!
ズルイでしょ!そんなの!いちさんしか持ってないんだから!

双葉SAで初めてカッパが脱げた!
首都高ー>中央道と早くも渋滞。
ときどきドシャッと降ってくる雨に憂鬱(ゆううつ)になりながらも談合坂SAまで進む。
帰ろうかなぁ・・・・・と本気で思った。
こんな調子じゃ面白くなさそうだなぁ・・・・と。
手袋はもう浸水してるし・・・・・。

でもなんとなくそのまま出発。
出発してすぐに雨が止んだ。
路面は濡れているが100倍も嬉しい!

双葉SAに到着する頃には晴れていて路面も乾いている。
た、楽しい・・・・!!ツーリング最高!(げんきんなヤツ)

さ〜て次は・・・と思案中のよたろー師匠
双葉SAでカッパを脱ぐ。賭けだな。ザッと来たら構わず路肩に止めてカッパを着ちゃえ。
ここで初めて天下の宝刀を抜く、いや、ビデオをセットする。
さて、上手く映るかな!?
でも途中で心配になり、路肩に止めてカメラを覗く。
おっ!光ってる!(録画している)OK!
ぶっ飛ばして追いつく。
しかし一瞬にして180km/hに達し、リミッタ―が掛かるいちさんは、なんとも頼もしいものだ!
う〜ん!絶好調!
(しまった!追い越してしまった!)

諏訪IC出口でホッ!
10:00。
無事に諏訪ICを降りる。

諏訪市まで来て諏訪湖見ないかぁ!?
の提言も空しく、いきなりR152を反対側に向かって走り出す。

予想外に晴れていたので諦めていたビーナスラインを走破する事にしたのだ。

ビーナスラインのフルコース(総延長75km)を走破するには時間的に余裕が無いのだそうだ!

せ、せめて白樺湖わぁ〜・・・の願いは通じたようで、白樺湖で休憩。
ビーナスラインに含まれているのでラッキーだった。
ただの湖畔だったけど・・・・。

注)ストリーミングが再生出来ない場合はリアルのHPから無償版プレーヤーをインストールしてみて下さい。



車山高原から頂上へ
(3.8MB Stream)
大門峠を折れて本格的なビーナスラインに突入。
地図には料金所マークがあったが、今年の2月から無料になったそうです。

車山高原で小休止後、霧ヶ峰を経て日本一標高の高い美ヶ原高原に向かって2000mの標高まで一気に駆け上がる。

風が冷たい!ジットリが全くない。気持ちいい!
一面ガスが掛かっていて、な〜んも見えなかったが、きっと最高の眺望なんだろうなぁ〜。

県178との分岐路、美ヶ原高原まで1kmの処で「たつおさん」と「がるさん」に遭遇。
5台で向かう。

ちょうど12:00に美ヶ原高原に到着!・・・にも関わらす、昼食代が高い!という事で松本まで降りる事にする・・・・美術館も入らずに・・・・なんか寂しい・・・・。

武石峠から美ヶ原スカイライン(全長18km)を美鈴湖に向かって今度は標高1000mまで一気に駆け下る。
・・・・って、何だぁ〜?この狭くてデコボコの道わぁ〜!

後から聞いたら、別名「美ヶ原林道」というのだそうだ・・・・。
う〜ん・・・合ってる・・・。

14:00。
そのままメシ屋を探しながらJR松本駅前まで来てしまう。
しかたがないのでその辺のソバ屋に入る。(なんのためにここまで・・・・)

美ヶ原へ向かう途中の見晴台
昼食後、そのままR158から乗鞍エコーライン(県84)に入り、10km先の本日の宿泊地「美鈴荘」を目指す。
乗鞍エコーラインはもう2度と走れない道だ。
今走っている道がもう走れなくなる道だというのは不思議な感覚です。
すでに全員が到着していて最後の部隊だったようだ。

お〜!渇チャン師匠〜!久し振り〜!!

部屋の割り振りは先着順。
余っていた部屋で「はむねこさん&お友達」と「きくしまさん」と同室になる。

お〜!MLで拝見していた人ばかり!!

林道攻めて?美鈴湖に到着
風呂・メシの後、食堂で盛り上がるもそのまま解散。
と思ったら半数の人間が、いちさん倶楽部の会長である「しゅんさん」が経営する飲み屋さんへ行く!と松本まで出かけていったそうだ。
・・・・知らんかった・・・そんな人数で出かけるなら一緒に行ってみたかったなぁ〜。

でも今日だけで約450km走行。
実は腰にきている。
一日でそんな長距離走った事なかったんで、実はグッタリ状態であった。
24:00。 そのまま就寝。ぐっすりと・・・・・。


8日(日)

撮影のジャマ?(美鈴荘正面)
7時起床。
顔を洗う水が冷たい!気持ちいい!

朝食・休憩後、畳平に向けて8:30出発。
この倶楽部ってミーティングらしいミーティングって無いのね?
まぁ、はっきり組織立っている訳ではないのだから当たり前か!?

目の前のエコーラインをそのまま走破開始!
ここでもすでに約1400mの標高なのだが、ここから2704mを目指して約1300mの高低差を一気に登るのだ!

途中の1800m付近までは車があって低速走行だった為か、景色を眺めながらツーリング出来た。
冷んやりした空気と木々や土の自然の匂いが嬉しい!

しかし1800mを越えた付近から車が居なくなり、そのまま全開走行開始!
景色も見ずにひたすらコーナリングに集中する。
ちょっとでもギヤが合わないとすぐにエンジンがグズるようになる。
当たり前だよな〜・・・空気薄いもんなぁ〜・・・・。

注)ストリーミングが再生出来ない場合はリアルのHPから無償版プレーヤーをインストールしてみて下さい。



エコーラインを頂上へ
(8.4MB Stream)
余りの急激な高低差の為か、バイクを含めた物体の温度差が付いていけず、アッという間に水滴がビッシリと付く。
こりゃ〜ビデオカメラにも何も映ってないだろうなぁ〜・・・真っ白で・・・。

2速と3速の繰り返しで路面状況もあまり良くは無い為、アクセルでミスるとズルッとケツが流れる。
もう少し小さい排気量の方がノビノビ走れるかもなぁ〜・・・。

2500m付近でパァ〜と明るくなる。
もうすぐ頂上だ!
きっと眼下には絶景が広がっているのだろうなぁ〜と思いつつも全開走行である。

高原だけあって峠のような覆い茂る木々が塞いていたかと思うと、突然ずっと向こうまで見渡せる程の平原が広がる。
3つ先のコーナーが見渡せる平原の中のワインディングは面白い体験です。
ただ強烈な勾配が続くので峠のワインディング以上の緊張感がありますね。

畳平は快晴!
遂に到着!
雲の上の一番高い位置で一休み。
ちょっと下ってスカイラインとの合流地点から畳平駐車場に到着。
時間にして約20分。あっという間のエコーラインでした!

夏休み中は駐車場の待ち時間が4時間だと聞かされていたのでビビッていたが、この日のこの時間は10分程度の待ち。
しかもバイクはフリーパスです。
待ち時間0分で無事到着しました。

お土産買ってノンビリと
そこで点検したタイヤはサイドがドロドロの状態。
う〜ん!満足!

1時間休憩後、スカイライン走破との事なので、早速お土産探し。
やっぱソバでしょ!?
お土産をバッグに積めてノンビリします。

標高があるので雲の流れが速い・・・というか自分が雲の中にいる訳で、突然辺りが真っ白になったかと思うと、また突然日差しが強くなったり・・・。

こんな体験は30年前に父親に連れられて谷川岳に登って以来の感動だなぁ〜・・・・。
なんて思ったら心底家族に申し訳なくなってきた。
子供連れてきたら記憶に残る思い出になるハズだよなぁ〜・・・・なんて。
本当にバイクは不良人間のオモチャです・・・・!?

10:00。
集合写真の撮影後、今度はスカイラインを下り山腹の反対側に出るべく出発です。
もう登りルートは込み始めていますが、下りはスカスカ状態。

割と狭い2車線でコーナーごとに登りの観光バスに注意する必要あり!
完全にはみ出てるもんね!あぶねぇ〜・・・。

峠にする?トンネルにする?
快晴の雲の上から一気に下り、地面が雲の下になってしまうとそこはどんよりとした雨雲のかかった曇り天気。
料金所で通行料1100円を払い出たとたんにポツリポツリと雨が・・・。

もう走る事の出来ない乗鞍エコーラインと乗鞍スカイラインはアッというまのワインディングでしたが、よい思い出になりました。(本当にゴメン!>家族)

R158から安房峠の麓で峠を行くか5年前に出来た安房トンネル(有料道路)を行くかで話し合った結果、4.4kmのトンネルを見てみたい!との事で600円を払ってトンネルを選択。
流石に出来たて(?)だけあって綺麗で走りやすいトンネルです。
100km/hで安心して走れるトンネルって高速道路以外ではそうないよね。

再びR158に合流し、昨日曲がったエコーラインの分岐点にお別れをしながら、松本に向けて帰路に付く。

有名なソバ屋ならやっぱ天丼でしょ!?
40km程走って松本近くまで来るとそろそろお昼。
近くの美味しいソバ屋に行こうという事で、松本インターまで3kmの地点で塩尻北インターに変更。
美味しいソバ屋だっつってんのに何で天丼頼むかなぁ〜>自分。

ここまでの人数はもう6人。
塩尻北インターでこれからの200kmの中央道、バイク速度の違いから一人で帰路に付く事になった。

140km/h定置走行でひたすら帰る。
しっかし一人ってのはつまらんものですなぁ〜(人にもよるか?)
1時間も続けるといい加減飽きてきます。

雨がドシャって降ってくるし・・・。
面倒くさいので「濡れネズミぃ〜♪」なんか作曲しながら走ります。
それでもまだ60kmも残ってるし・・・。

首都高はすり抜けで大してロス無し。
そのまま15:30にガレージよたろー横通過。

「帰宅直前が最も危険」の戒めを守りながら16:00帰宅。
もうバイクはドロドロのきったいない状態です。
すぐに洗車しなきゃ。
こ、腰が・・・・。





皆さんお疲れ様でした。
快晴!とはいかず、全体的には曇りときどき雨でしたが、全員事故も無く無事に帰れたようで良かった!良かった!
お疲れ様でした!

走行距離:750km
使用燃料:65L
燃費:11.5km/L

写真提供は
よたろーさん&たつおさんです。
いつもアリガトウです!