いちさん倶楽部 春の箱根ツー
|
戸田村 煌めきの丘(の横の展望台)にて
2009年3月29日(日)
久々のいちさん倶楽部ツー。
あかさかさんが発起してくれて実現しました。(ありがとうです!)
今回の参加者。
あかさかさん
やまもとさん
しろしさん
きしさん(MR−Sでの参加)
てつさん
たちさん
がめら
の7名でした。
5時半
自宅出発。
めちゃめちゃ寒い!
・ジャケット全部
・靴下2枚
・ホカロン背中
と、真冬用の装備。
箱根口インター近くのローソンに7時半集合だから、ちょっと早いかな?と思ったんだけど、
昨日から始まった「高速道路1000円」の影響で大渋滞になる事を予想しての時間。
でも自宅近くはガラガラ。当たり前か!5時半だもの。
高速は寒くて指先が凍りそうで、80km/h以上出せない。
大型トラックに後ろにへばり付いて風を避ける。
3号もそれほど混んでいない。
6時半
海老名SA到着。
驚いた事にここは満車状態。
朝食を済ます家族連れや団体客でごった返していた。
とにかく手足が痺れて動かないので、熱い天ぷらソバを注文。
熱気で暑いであろうサービスエリア内でも、しばらくジャケットのままで丁度いいくらいに冷え切っていた。
内から温まったところで外に出て一服。
ズラッと並んだバイクの中に赤白CBが一台。(あれ絶対やまもとさんのだよな・・・・)
すぐにやまもとさんと合流。(やっぱり・・・)
予定していたつくばさんが来れなくなったので、ここでの集合は2人のみ。
って事で、すぐに出発。
予定通りに、大井松田IC→R255→R1へ。
しっかし、また”迷わん”が迷い始めたよ・・・・。
先ず、小田原厚木道路の小田原東ICを入れとある。
まぁ、これは最短だからしかたあるまい。
しかし無視してICをくぐってR255を南下すると、しつこく回れ右!を迫ってくる。
しかもR1へ入ってもそれが続き、ゴールを目の前にしてICまで戻れだと・・・・。
結局ゴール500m前でやっと諦めたよ。(これが”おすすめルート”だと!)
頭悪いねぇ〜・・・・開発プロジェクトマネージャー・・・・・。
7時半
ローソン到着。
すでに、あかさかさん&しろしさん&てつさんが待っていて最後だった。
すぐに伊豆スカイラインの亀石PAに向けて早々に出発。
三枚橋でR1から逸れて箱根旧東海道のスタート!
畑宿方面に6.4kmの地点で、あの「七曲がり」になる。
お〜っ!ファミコンのドリフトゲームと全く同じコースだぜぃ!スゲッ!
(普通逆だと思う・・・・)
お玉ちゃんの関所悲話が残る「お玉ヶ池」に誰も興味を示さずに(?)畑宿入り口へ。
R1に合流後、芦ノ湖を右手に見たところで、やまもとさんが駒ケ岳方面へ行こうとするのを必死になだめながら!?箱根峠から県20号に入る。
2.5kmで湯河原峠到着。
ターンパイクを左に見ながら熱海峠へ。
あれぇ〜?箱根ターンパイクって「トーヨータイヤターンパイク」って名前だったっけ?
と調べてみたら、トーヨータイヤが道路初のネーミングライツを獲得したのだそうだ。
2007年から2012年までは「トーヨータイヤターンパイク」だそうだ。
隣の湯河原パークウェイを左に見ながら。
そういえば湯河原にも行った事ないなぁ〜・・・・。
8時半
県20号を9.6km南下する(というより登っていく)と熱海峠から伊豆スカイラインに入る。
綺麗な道なんだろうけど、その前に先ずETC使えるようにしろよ!
慣れちゃうと止まりながら財布出すのが面倒で、ついバイクを降りて歩いて払いにいっちゃったよ。
伊豆スカイライン入り口にて。
この赤い人だれ?(→)
顔が変わってるぞ!やまもとさん・・・・
ここから16.3km先の亀石峠ICにある「PAスカイポート亀石」に向かってフリー走行!
う〜ん・・・・好きくない・・・・。
いや、この伊豆スカイラインが、じゃなくて、こうした高速セクションのみの走行が。
ストレートで180km/h出て、急減速後のブラインドコーナーを立ち上がるとまたストーレート。
う〜ん・・・・面白くない・・・・。
確かに広くて綺麗な道だから安心して倒し込めるんだけど、
そんなにスピード出なくていいから、もっとクニャクニャしてる方が好き!
切り返しの連続が好き!
あれ?
俺ってもしかして、スラローム病になってる!?
9時
あっという間に亀石到着。
10時集合予定を1時間前倒したのに、すでにきしさんが到着していました。
緑のMR−S!
残念ながらあの巨大ウィングは付けていませんでした。
(画像は後ほど)
少し遅れてたちさん登場!
愛知県からぶっ飛ばして来て、予定の30分前に到着なんてエライ!
と思ったら、しろしさんが居ない。
走りに行っちゃった・・・・。
元気だ・・・・。
ブリジストンがタイヤの広報で無料のタイヤチェックをしてくれた。ご意見があれば?・・・・あるさ!
絶対にBT57の生産を終了させないでね!
このバイクにはBT57以外考えてないんだからね!・・・・って言っておいた。
しっかし、営業車がCB1300SB、CBR600RR、R1、ZZR・・・ってのは驚いた・・・・。
いつも何らかのポーズしてますよね?>しろしさん!
何やってんですか?>てつさん!
しっかりカメラ目線だし>ブリジストンの広報の人!
亀石ICを降りて、県19号を西へ10.8km進むとR139と交差する。
ここで修善寺道路(有料)に乗る予定だったが、今は地元民であるきしさんが迂回道を先導してくれた。
地元道で良く判らんかったが、またR136に戻ったらしい。
およそ23kmで西伊豆スカイラインの入り口に到着。
伊豆スカイラインほど広くはないが、それでも中速セクション。
う〜ん・・・・ストレートで100km/h越える道はやっぱり好きになれないなぁ・・・・。
9.7kmで県18号に合流した処が戸田(へだ)峠だ。
10時半
すぐ脇の駐車場で休憩。
ピカピカのMR−S!
かっけぇ〜!
異様に低いのは2cmダウンしているそうだが、それでも2cmだけなんだ。
まるでカートだ。
スゲッ!
こんなところで降ろされたらどうやって帰るんだろう・・・・。
ってか、ところどころ2時間に一本だし・・・・こわっ!
「この下に見晴らしのいいスペースがあるよ!」
「確か1kmも無いくらいのところだと思ったよ」
と、あかさかさん。
で、そこまで移動しよう!って事に。
各々装備して出発!・・・・・30m程で着いた・・・・・(^^;
そこが表題(トップ)の写真。
改めて写真を取り直す!・・・・の図(↓)
もの欲しげな、しろしさん・・・。
残念ながら、やまもとさんは絶対乗れません!
11時
県18号を麓近くまで下った地点で、きしさん待ち休憩。
車一台がつかえると、もう後続の車はダメだわな・・・・フラストレーション溜りまくりのきしさんでした。
県18号をそのまま下って県17号に合流する戸田港に到着。
そこからさらに駿河湾沿いに県17号を20.9km時計回りに進むと、
12時
本日のランチタイム!海鮮料理・やま弥に到着!
余りにお腹が空いていて、外観も「名物鯛丼」も撮影するのを忘れてしまったもので、こちらを参考にして下さい!
旨かったぁ〜!鯛丼!(帰宅後その話をしたら子供が「昼間から一人でそんなもん食ってたんかぁ!」と叫んでましたわい・・・)
13時出発
県17号→R414→R136→県11号と17.6km走ると、熱函道路と分岐する地点にサークルKがある。
熱函道路も熱海街道も両方とも県11号だ。ややこしいいよ。
14時
ここで地元のきしさんとお別れ。
ここから数キロの処に住んでいるそうだ・・・・なんて素晴らしい環境なんだぁ〜!!・・・・羨ましいぞぉ〜!!
熱海街道を登ってワインディングに入った途端!
前車が急停車。6台の5番目を走っていた自分も急停車しながら前方を見ると、坂の上の一台の腹が見えた。
え?何で排管が見えてるの?・・・・って・・・・コケてんじゃん!
慌てて走りよると車が止まってる。正面衝突をしていたのだ。
状況はこう。
1.5車線程度の広さの登りの左カーブで木々のブラインドコーナー。
バイクがインベタで入った処に、車がインベタで進入してきたのだ。
絶対に避けようが無い状況である。考えてみ!
道路の端っこ(インベタ)ギリギリをクリアしようと思ったら、そのインベタに車のフロントマスクが突然現れたのである。
しかも登りだから、タイヤの下に潜り込むくらいの高さで現れたのである。
気がついても逃げようがない・・・・・。
ドライバーが慌てて降りてきたが、若い夫婦(20代半ばか?)の奥さんの方。
青くなって動けなくなっている。
そう多くない交通量につい気を許して、夫婦で楽しく語らいながら、いつのまにか車線を跨いでしまったのだろう。
当該者であるてつさんはしばらくうずくまっていたがムクッと起き上がる。
右足を引きずっていたが、たいした怪我はなさそう。
バイクはフロントが大破。
メーターケースは落ちて、フォークが曲がり、ブレーキローターが曲がってキャリパーに食い込んで動かせない。
車は右フロントのスカートの一部が落ちた程度。(やっぱ車は強ぇ〜な〜・・・)
もう自走は不可と読んで、早速JAFに電話。過去の経験から警察よりもJAFの方が到着が遅いからだ。
その間にやまもとさんが通報してくれていた。
そこまで終えて車から降りているドライバーに近づいてみると奥さんが涙をポロポロ流している。
あまりこうした現場は経験が無いようで(当たり前だっつ〜の!)動揺が激しいので、
「たいした怪我じゃないから安心して。後は警察を待つだけだから」と話つつ、横の旦那を呼んで、
「警察が来るまで車の中で休ませたほうがいいですよ」
と話すと、
「実は妊娠中なんです・・・・」・・・・びっくりして見ると確かにお腹が大きい。(そんな人に運転させるなよ!)
そっちが心配になってきたので「交通整理はこっちでやるから、奥さんに付いていて下さい」
ここで冷静でいられるのは、やっぱり柏秀樹氏の講習「ファーストエイド」のお陰だと思う。
早速交通整理開始。
めったに来ないが、峠のど真ん中なので注意して制止する。
30分後、警察到着・・・・なんちゅ〜遅さや!
しかも例によって、まったく交通整理する意思がなさそう・・・。
現場検証後、こっちが交通整理しているのに、タバコを吹かしながら歩いてくる警察官を見てカチンと来たわな!
その10分後、JAF到着。
クレーンで吊るとフレーム回りが傷むので、出来れば走らせて乗せたいとの事。
曲がったロータをバールでこじるも全く動かず。
パッドとキャリパーを外して、動かす事にした。
てつさんもJAF車に乗せてもらって搬送関係は終了。
16時
この時点で我々も退散する事にした。
ドライバーが深く頭を下げて見送っている・・・・まぁ、実直そうな人たちだから事後処理も問題ないだろう。
たちさんが帰宅距離の関係で岐路に向かった為、4台で峠の残りを登って熱海峠へ。
熱海峠から再び県20号を逆に走って、箱根峠ICから箱根新道へ。
ここで近くのショップに寄る(!)と言う、やまもとさんとお別れ。
「帰ったらすぐに帰還報告ね!」と誓い合う!?
そのまま小田原厚木道路に乗って東名へ。ETCの関係でしろしさんを置き去りに!
面倒だからそのまま厚木まで行っちゃえ!って事で、港北PAまで一気に68kmを走る。
17時
港北PAであかさかさんと別れて出発。
渋滞の首都高をスリ抜けて京葉に入るとガラガラの状態。
18時半
薄暗い中、無事帰宅。
早々に帰還報告のML。
久しぶりの箱根は楽しかった〜!
今日の箱根ツーは、自分にとって革命的な発見があったのよ。
間違ってるかもしれないけど、思った事を記してみよう。
何故コーナリング中に白バイ隊はニーグリップするのにGPライダーはヒザ擦りをするのか?
ヒザを広げたらグリップできなくて安定しないじゃん!が自分の今までの持論。
ところが、いちさん倶楽部のMLでk.spencerさんとのやり取りにあった、
「スーパーリーンイン」の逆の「スーパーリーンウィズ」をやってみようと、コーナリング中に外ヒザをグッと入れてみたのよ。
まぁ、これは前から練習していた通りで、思い通りにスッとインに入ったんだけど、たまたま大きなRでその維持が必要だったのね。
タンクにモモを押し付けたままの状態になったんだけど、これがビックリする程の安定感!
逆に言えば、単に強いニーグリップをしているだけ!?
って思ったけど、実は上記の状態は、イン側は指一本分位開いていたんですわ。
ん?って事は?
次のコーナーで、極端に外ヒザをガン!と入れて、極端に内ヒザを外に出してみたのね。
そしたら・・・・コケるかと思う位、ガツン!とインに切れ込んだ!
峠一個分をいろいろと試してみて判った事!
ニーグリップとは常に両足を対で意識していたが、どうも違うみたい!?
・両足のニーグリップを強めると、無意識にイン側で起してしまう作用がある。
・外側はベッタリグリップ⇒しかも、くるぶしやヒザではなくモモで!
・内側はヒザを出す事で、よりイン側に荷重が掛かる(気がした)
試しに、もっと速度の乗ったRでもっと極端にやってみたら内側のヒザが地面に付いちゃったよ。
しかも外側のモモをタンクにベタッって押し付けているから、全く不安なく安定している。
ヒザ擦りって、内側を擦る事が技術じゃなくて、外側をインに押し付ける事と、極端な内側荷重にする事で「勝手にそういう姿勢になってしまう」って事のよう!?
(以降これを「モモ・グリップ」と命名する!?)
次の峠が細かなワインディングの連続だったので(内側は適当にイン側にダラッとしたまま)外側をグリップ!グリップ!
って左右を交互にすばやくやってみたら、一回一回がシャープに切れ込んでくれる事が判明。
次にこれをワンハンドでやってみたら、上半身のリーンインを意識していた時よりも「自分がここでパキッっと倒す!」感が出て、何と言うか・・・よりコントロールしてる感が増したんだわさ。
話を元に戻すと、
公道でどんな状況でもバイクを安定させる必要がある白バイ隊は外側も内側も常にスタンバっていなければならないから常に準備が出来ている姿勢。
一方で、高速のRを1/1000秒速く抜ける必要があるGPライダーは、コーナーに命を掛けるくらい限界荷重を強いられるとなると、どうせイン側に足を開かなければ限界にならないなら極端に開いてヒザをバンクセンサーにしちゃえ!・・・・ってのが、の走り方なのでは?
なんて考えながら(一人合点してほくそえみながら)帰ってきたのでした。
楽しかった!
総走行距離:414.3km
燃料消費量:24.14L
燃料消費率:17.16km/L
おしまい!
|