CBいちさん倶楽部 2013年全国ミーティング in 山中湖

2日目の出発前 宿泊先の萌季 玄関前にて


2010年の全国MT以来、何とか定期開催できないものだろうか?
とカスペさんと繰り返し話をしてきたが未だに実現には至っていない倶楽部内ライディングスクール。

講習会を開催するにあたって一番の難関は場所、そして二番目の難関は講師。
この2つが解決すれば「CBいちさん倶楽部」の超目玉となって看板になると思うのね。

(あっ、これはこの個人サイトの中の意見でありプライベートな感想です・・・・なんか面倒臭い立ち位置になってしまったな・・・・)
(ついでに宣言しておくと今後もこのサイトに書く感想や意見や批判や賞賛は全て個人的見解であり、如何なる団体を代表するものでもありません・・・と断定しておこう)

10年前にカスペさんという特別指導員に参加してもらってから二番目の問題はとっくに解決していたんだけど、やっぱり最大の難関がね。
だからここを聖地にしたいと願っているのだが、定期開催が難しいもう一つの要因に「同じ場所」ってのがあって「運転技術の向上を目的とした時間」と割り切らないと観光的には飽きちゃうのよね。
それを倶楽部内で継続できるか?となるといろいろ難しい。
それでも今回は半数以上の人がリピートしてくれたんだから嬉しい限りだ。

2013年の参加者は、
k.spencerさん(2回目:またまた主宰!)
あかさかさん(2回目)
前田さん(2回目)
まっちゃんさん(2回目)
しんむらさん(2回目)
しろしさん
tontonさん夫妻(お初です)
がめら(2回目)
子がめ
の10名に加えて、
オシドリきしさん&ミキティー
の計12名でした。

【2013年9月21日(土)】

9時半

快晴。
まだ大型免許をとって1年未満の長男(以下”子がめ”)が不思議な事にオヤジ連中の集会に参加してみたいとの事だったので、
初長距離・初泊りがけ・初マスツーという初めて尽くめのツーリング経験をする事になった。
大変なのはオヤジのほうさ。
だって装備一式から荷物も2倍、使いまわすものがない場合は調達しなきゃならない。
その最たるものはバイク!2台持ってないし・・・・。

いろいろ検索した結果、一番安かったここで借りることにした。
免責3万円の保険が500円だったので安心!しかも満タン返し不要なので楽チン。
メカニックの人がバイク好きで話し始めたら止まらない止まらない!

しかしバイクのレンタルってまだETCもナビも未搭載なのよね。
不便このうえないから早く充実してもらいたいものだ。
という訳で手続きを終えて出発!

11時

なんやかんやと予想外に時間を食ったので出発時はR6からもう渋滞。
四つ木から首都高に乗る予定が30分経っても都内にすら入れない。
何だ?この渋滞は!
高速入り口まで7kmの時点で断念し、外環へルート変更。
昨日寝ながら10年ぶりの料金所通過をシミュレートしてきたのでバッチリだぞ!?
しかも現金ではなくクレジットカードという最新兵器(?)なので出すだけ!

三郷JCTから6号に入って箱崎から内回りを目指していたが、もう大渋滞で全く動かない。
たまらず小菅JCTから戦線離脱して中央環状線に入った。
さすがに環状は空いている!80km/hで走行。
西新宿JCTから中央高速へと入るが、さすがに首都高との合流で大渋滞再び。
結局八王子を抜けるまでスリ抜けを続けるハメになり40km/hの状態。

13時には相模湖ICを降りてR413を堪能して到着する予定だったが大誤算!
そのまま大月JCTから東富士五胡道路で到着。


15時

右上の時計が示すとおり4時間掛かってます!
(家出てから5時間以上経過)

すでに”しろしさん”と”まっちゃんさん”が到着していた。
カスペさんも含め全員がSC40乗りだから54には興味シンシン。

もう10年も前にモデルチェンジしてるのだが、自分も乗ったの初めてだったし、じっくり見た事なかったなぁ・・。


ほんじゃば、早速始めますかね!

いきなりパイロンが千鳥になってるのは何故!?
って叫んでもカスペさんがニヤッとするだけだから、
ここはレンタルバイクの宿命って事で撮影に終始する。
(いや決してやりたくないとかじゃなくて!)


ほれ、もっと前見んかい!(先生)

目線が下を向くのは今起こっている事象に対応するだけで一杯だから。

実は今の動作なんて次の目標を捕らえれば自然にサマになっちゃうもんなんです。

といってもこれは練習で身に付けるしかないんですけどね!


逆に練習大好き”しろしさん”くらいになると今の動作に対してどれだけ理想の状態が出来ているかを確認しながら、一つ一つ丁寧にクリアしていきます。


そういえば今回は庁舎の工事で業者が入っている為、前回の1/3くらいしか使えませんでした。

でも逆に言えばそんな状態にも関わらず場所の提供を頂いた村役場さんにはホント!感謝!感謝!です。


相変わらず教え熱心に学び熱心です。


お〜っと!
ここでようやくまっちゃんさん登場!
(いつまで見学してたのよ!)


そして最後まで見学していた今回初登場のtontonさんもようやく参加。

いや、先生見てちゃダメでしょ!?
ちゃんとコースを確認しましょう!


お〜っと!
ここで怪しげな不審者登場・・・・。
いちさん倶楽部に入りたいのでしょうか!?


先生が気づいて追跡しますが悠々と逃げてます。

しかし何か格好いいマシンを駆っているのでフェローズ倶楽部としては参加を認めようという事になりました・・・・・え?倶楽部の会長さんだったんですか・・・?


走りながら撮影隊(約1名)を気にする余裕が出て来ました!


をっ?
なんか良い舵角になってますよ!
バンク角も適切です。

これが出来たら次は、
ニーグリップをキュッと締めて
胸を舵角と同じ方向に向けてやると、
そのまま1速フル加速が出来ますよ。

でもたった小一時間でよくここまで
出来るようになりました。
すごいです♪




最後は先生のデモンストレーションです。

え?千鳥のコースでワンハンドでスラロームやっちゃ誰の参考にもならないでしょ!

ってか、そんな事できるんだこの設定で・・・・。


休憩の後、次のテーマ「Uターン」に入ります。

Uターンで転倒する殆どのパターンは技術面よりも精神面です。

「あっ怖い!」って思ったら加速をすればOKなのですが、普通は反対にアクセルを戻してしまって、そのまま失速してコケ!

むしろ「行けっ!」って態度で臨んでやるとバイクも「判った!」って言ってくれる事のほうが多いのです。


先生夢中になって教えています。

楽しそう・・・・


今度は先生のデモから。

すみません!
速くてブレちゃいました!


おおっ!
まっちゃんさんもこの一時間で随分上達しちゃいました!

この感覚を忘れないうちに自分のものにしてしまう事が大事なんですね。


ん〜・・・親ガメとしてはコレ以上調子に乗せる訳にはいかないのでノーコメントで・・・・。


実は前から聞きたかったんですが、そのバンダナで顔を覆っているのは、昔かなんかの名残なんですか・・・?


16時半

こうして約90分の講習会が終わりました。

本当はもっと続けたかったのですが、工事業者さんの車の出し入れが始まったので駐車場がザワザワしてきました。

まぁ、今年はこれでヨシとしましょう!って事で終了となりました。




町乗りと違ってスポーツするとビックリするくらい発汗する事を実感しましたね。

このあとのビールが旨いですよ〜!

村役場から数分の湖畔に面した宿に到着。
汗でベタベタの喉カラカラ状態で部屋割りを済ませるとすぐに風呂!とはならなかった。
あかさかさんの差し入れの高そうな焼酎とウィスキーが届いていたものだから、部屋に座ると同時に開封!
確かずっと以前はあかさかさんが到着するまで待っていた気がするのだが、ここんところは「あかさかさんありがとう!」と皆で唱えてはビリビリと包みを破いてご相伴に預かる段取り。
だから自然とそのまま宴会に突入してしまった。


18時半

一時間強も空腹のまま(水割りも氷もなく)ただストレートに湯のみ茶碗で飲み続けるのだから結構きている。
そのまま食堂へ。
ビールが旨い!
こうなるとおかずもよいつまみになるようだ。


しんむらさんのご家族。
明日の富士サファリパークが楽しみですね!

手前は・・・・勝手にやってて下さい。


メシ前の宴会の途中で到着したあかさかさん。
毎度土曜日は仕事を片付けてから来て頂けるので遅くなる。
有難い事です。

前田さんは今回も自転車を積んで車で参加してくれた。
今自分がハマろうとしているロードバイクをもってきれくれたもんだから、これまで溜めこんだ疑問や考えを一気に質問攻め。

先の講習会場で乗せてもらったTREK1.2、出足が軽い!
やっぱクロスとの比較対象にはならない別ものだった。
まぁ、これに関しては別企画で計画しているのでいずれまた。


tontonさんはプロドライバーとの事。
バイクへの造詣も深くかなりの知識を有している。

つい最近にペケJ1200から98年SC40へと乗り換えたそうで拘りはありそうだ。

また横浜からタンデムで参加する事もすごい。
やっぱり運転するのが好きなんだね。


19時半

宴会再開!
さて、何を見て驚いているのでしょう!?
絶対に活字にできません・・・腹の立つやつが世の中には居るものだ・・・・と悔しさを滲ませるのでした。

って、そんな事言ってる場合じゃぁ・・・・
またやってしまった!
また後になって気がついてしまった!!
自分が宴会の楽しさに引き込まれて、全く撮影していなかった事を!!

どうも早々に意識が落ちたらしくカメラの概念が頭から飛んでました。
という訳でみなさんごめんなさい!
写真がありません!(前回と全く同じパターンだ・・・)

ま、ともかくこうして2時まで語り明かしたらしい・・・。
全く記憶にないのでこれ以上記事に出来ない・・・・・。


9月22日(日) 6時半

それでも朝は目が覚める。
昨日は風呂に入ってない事を思い出して朝風呂へ。
ちょっとは目が冴えたが酒が残っている。
冷たい水道水をがぶ飲みする。


まだ眠い・・・・。
完全にお父さんの顔になってるぞ!>しんむらさん

完全に居合わせオヤジになってるぞ!>まっちゃんさん


そういえば昨晩は美人女将の撮影に失敗したので翌朝を狙っていたのだが忘れてしまった・・・・。






食後の一時。
朝日が眩しい。
まだ標高1000mの気候は脅威にはならいが、秋はすぐに深まるのだろう。


自分のレンタルしたSC54以外は全てSC40という、今後あまり見られない光景かも?

横を前田さんの、前をしんむらさんの車でブロックされてりゃ盗難にはあわんべぇ?
(いやだからSC40だって・・・・)


前回同様の光景をば1枚。
ご苦労様です。


きしさん&ミキティー登場!
相変わらず仲の良い夫婦です。


「あれ?ミキティー痩せた?」
「髪切ったからだよ」

なんか会う度にスリムになってる気が!?
いや、べつに人の奥さん褒めても何も・・・・・・出たっ!


そうなんです!
今回、きし夫妻がサプライズでプレゼントを用意してくれていたんです!

こんな格好いいキーホルダー!

しかも子ガメのぶんまで貰っちゃって。
子ガメは早速iPhoneに付けてました。

こんなサプライズに出会うなら今のうちにもっとあっちこっちで誉めそやしとこっと!!

「ねぇ、また写真撮らせてよ!今度来る時また持ってくるからさ!」
そうしたら遊んでいたボールを放して直立状態。

(撮っていいよ!)とでも言ってるのだろうか?
もう可愛くって仕方がない!!

まぁ、それを見ているおじいちゃんの表情がもうドラマなんだけどね!

9時

最後に宿の前で集合撮影。それが巻頭の写真だ。
(そのちょっと前にしんむら一家は富士サファリパークに向けて出発していたので残念ながらしんむらさんは居ない)

また今回もよい思い出をありがとうです!
きっと定例化して定宿にさせてもらいます。(という気持ちでがんばります!)


R138からR139(富士パノラマライン)へ富士五湖に向かって進む。

西湖のあたりで「道の駅 なるさわ」に寄る。


全容が一望できるのはすごいな。
今日はガスが掛かっていて残念!

しかし「こっち側こそ美しい」という主張も判らんではないな。


すごい混み様で駐車待ちになる程。
きっと富士山関係は数年は続くんだろうな。


さて、ここで”まっちゃんさん”とお別れ。

遠くからの参加ありがとう!
また来年楽しみましょう!


10時半

再び走り出すと、途中で青木ヶ原を通過する。
富士の樹海って道沿いで10kmもないのね。
もっと富士山周辺全部かと思っていたよ。

精進湖が見えたら右折して周回するR358(精進ブルーライン)に入る。
精進湖は周囲7km弱の小さな湖だが、ここから見える富士山は絶景らしい。

反応してくれるのはしろしさんだけだよ・・・・・。


これはっ!
くっきり見えたらさぞかし美しいだろうな。


それにしてもこの車は自然が似合う。
どの角度に置いてもキマルんだよなぁ。


生意気にもフィットの6速マニュアル仕様を選択する20代だからMRSなんぞ垂涎ものだ!

しかしそれよりも、それを楽しそうに見守ってくれている大人たちがなんとも頼もしく嬉しい限りではないか!

本当にみんな車好き、バイク好き・・・・なんつーか・・・・男の子なんだよなぁ!



R139に戻って朝霧高原に入るとドライブインもちやが左手に見えてくる。
その中の「もちや二輪車会館」には知らない時代のバイクから懐かしいバイクまでズラリと並んでいて、結構見ごたえはある。
入場料500円が高いか安いかは興味度によって大きく異なるだろう。

ここで2台の車とお別れ。
またお会いしましょう!>前田さん
わざわざ朝方の襲撃ありがとうでした!>きしさん&ミキティー

この後、東名高速付近まで南下して富士宮の「お宮横丁」を目指す。
途中の富士宮駅への分岐でしろしさんとお別れ。
また峠&温泉に向かうのだと・・・・好きだねぇ・・・。
これでCB5台となり昼食を目指す。


12時半

お宮横丁到着。

あのB級グルメの代表格である「富士宮やきそば」をメジャー級に引き上げた張本人である富士宮やきそば学会のアンテナショップがあるところだ。

この裏にあるのだが、バイクを止める場所がないのでこんな裏路地に駐輪。


おいおい、本当かよ?


本当だった・・・・。

こうして焼きそば大600円を15分待たされてありつく。
待ち時間に食べたおでんも旨かったな。

待ってる最中に幹事のカスペさんが「宿のカギを持ってきちゃったから返しに戻る」という。
いやいや、郵送すればいいんでないかい?

まさか民宿とあろうものが鍵が一つしかないから、その部屋には泊まれませんなんて言ったら笑いものだし・・・・。

いや、それでも返してくる!・・・・・真面目だねぇ・・・・。

という訳でカスペさんもここで離脱。

13時半

B級グルメをしっかり堪能したところで帰宅に向けて出発!
4台のCBがバラけて出発したもんだから、そのまま別行動で帰路へ。
だいたい恒例で最後の締めをコンビニ等でやってきたので、このパターンは大変珍しい、というか初めてのパターンだ。
年齢や立場という観点からも忙しい時間を縫っての集まりだからいろいろあるわな。

東名は首都高まで順調。
第二は初めて走ったが大変綺麗で気持ちがよい。

15時

谷町JCTまでの3号で渋滞にハマる。
暫く付き合うがさすがにイラッとしてスリ抜けへ。
子ガメを心配したが何とか付いてきている。

内回りは渋滞していたが、外回りに入ったらガラガラだ。
一気に6号へ。
7号との分岐後はまたガラガラ状態。
四つ木でR6へ、むしろこっちが渋滞。

16時

レンタルバイク屋到着。
やっぱ都内を抜けるだけで一時間か・・・・。
手続き後、リードを引き取って帰宅。
スクータ乗りやすいわぁ・・・ブレーキ利かないけど・・・。

16時半

地元給油で無事帰宅。


皆さん大変お疲れ様でした!
今回も雨の心配はなく、先週の台風がウソのように爽やかでした。

子ガメはスリ抜けの連続で全ての体力を使い果たしたらしく、晩酌もそこそこに切り上げて就寝してしまいました。
しかし、これも皆さんの温かい目があったればこそでした。
世代がそのままスライドしているぶんだけ、家族や夫婦や親子といった関係の絡みがこれからも出てくるのでしょう。
みんな歓迎です。一緒に盛り上げていきましょう!

ついでにSC40と比べたSC54のインプレを一つ。
SC54は取り回しが軽くてキビッキビッと動いてくれる感じ。
実際に20kg減量しているようだが、自分のSC40もチタンマフラにして16kg程軽量しているから近い動作になっているハズ。
なのにそれでも「あっ軽い!」って感じるのだからすごい。

顕著だったのはレーンチェンジ、特にステップ踏んで1台分移動する場合。
SC40は心の中で「せ〜の」があってドン!グラッ!ユラッ!ゆれ止め!の4ステップなのだが、
SC54は「せ〜の」なしでドン!キュッ!の2ステップしかない。
ビックリした。100km/hで左右1mは楽に瞬間移動できる。
最後の揺れの修正が必要なく勝手にピタッと直進する慣性には舌を巻く。

キライなところもある。
フロントブレーキの利きが良すぎて気に入らない。
もっと幅を持たせたジワッからガツンが欲しいのに、いきなりガツンはサーキットやジムカーナ以外は必要ない。
ただ高速レンジになると一瞬そのジワッが先に出てきるので何とも上手い味付けではあるのだが・・・・。
「要するにブレーキが可愛くないのね?」とミキティーがうまい事を言う。それ頂きました!
まぁ・・・・10年経った車種にインプレもないでしょうけどね・・・・・。

総走行距離:413.5km
燃料消費量:28.24L
燃料消費率:14.64km/L

注)今回はレンタルのSC54であり、返却時に満タン不要だったので、往路の給油量から算出している。
あくまでも参考値。(にしても噂通り燃費悪いな・・・SC54)

おしまい!