トライアルに挑戦! その2
まだ面白さは全然感じてないが、なんかハマりそうな気配はする・・・・。
その一つには何と言っても手軽さが挙げられるね。
・低速度で軽いからコケても壊れない。
・そもそもアンダーガードが支えてくれるのでコケない。(もちろん初心者レベルの話ですよ!)
・軽いからトランポがあれば積むのに5分。
・無くても練習場が近いので自走も可能。
問題は車両価格なんでまだ当分は買うつもりは無い。
もっと面白さが判ってくればどうなるかは判らないが・・・・。
2009年1月29日(木)
また霧雨だよ。(社長、いや師匠!雨男じゃないの!?)
今日はちょっとした障害物を越えてみる練習。
前回は車軸より低い30cm程度の丸太はボコンボコンと無理やり乗り越えていた。
その同じ丸太を速度と力を使わないで越える。
「スッっと通過するにはフロントをチョン!と上げるてやるだよ」
「いや・・・あのね・・・フロントアップって・・・・」
「簡単に出来るから!」
バイクに出逢って30数年。
過去にへたくそなアクセルワークで浮いてしまって焦った事は何度かあるが、そりゃ”上がってしまった”んで”上げた”ではないわな。
そんな事が簡単に出来るくらいなら苦労しないわい!
「フロントを沈めてからアクセルをチョコンと開けてやる。その時にフロントを抜重する意識で」
確かにフロントフォークは柔らかいのでグッと押すと結構沈む。
やってみると、なんと!ピョコン!と10cmくらい浮いた!
「え?こんなに簡単に浮くの!?」
「だから簡単だって言ったでしょ!」
平坦なところをグルグル回りながらフォークの沈めと抜重を繰り返してみる。
ほんの10分で30cm浮くようになる。
フォークを沈めたらハンドルを引き上げながらアクセルをちょこっと開けて抜重するとグワッと浮くのだ。
さすがに250ccのパワーはすごい。
ただフロントアップそのものを知らないものだから姿勢がメチャメチャ。
体が後ろに行ってしまい、ヘタをすると暴走パターンに。
「沈める時と抜く時の姿勢が違う」
と教えてもらう。
頭を下げて腕で上げようとすると、上がった時に頭も体も後ろに行ってしまう。
そうするとコントロール出来なくなるので大変危険な姿勢だという事だ。
沈める時は、立った姿勢のまま、ひざを落として体は前のめりにならないようにする。
頭は「地球の中心」のままだ。
上げる時は、腕で引くよりもアクセルワークと抜重を一緒にする事で(勝手に)浮き上がる。
なるほど!
確かにものすごく楽に上がる様になった!
すごいぞ!このマシン!
早速丸太に挑戦!
しかし上げるタイミングが判らず、結局丸太に乗り上げてボコンと越えてしまう。
自分がフロントアップする位置を師匠がマークして、その後師匠が見せてくれる。
その位置は自分より50cmも手前だった。
つまり近づきすぎて間に合わなかったのだ。(加筆:後に間違いだと判る:その4参照)
バイクの上に立っているからその視線は結構高い。
だから障害物までの距離感とフロントアップという新しい技(?)のマッチングが頭も体も理解出来ていなかったのだ。
しかし何回かやっているうちにフロントが丸太に接地しないで越えられるようになった。
30cm程度の障害物ならフロントアップして跨いでしまえるのだ!
やっぱすげーよ!このマシン!
でも・・・・何だか相当に体力を使ってる・・・・・。
心臓がバクバクいってる。まるでマラソンを終えた後のようだ。
肩でゼイゼイと、完全に息が上がってしまい、30分に1回の休憩が必要だ。
でも師匠を見るとケロッとしているから、やっぱり余計な力が入っている結果なんだな。
グルグル回りながら徐々に高い丸太に挑戦していく。
フロントアップする事で車軸より高い丸太に乗れる様になってきた。
しっかし、車軸より高い丸太って〜のは、もう丸太じゃなくて倒木だね!こりゃ。
ほんの数時間前までこの倒木を見て「こんなの越えられるのは何時の日かぁ・・・・」って思ってたのに・・・・。
改めて師匠の質の重要性を実感しますわい。有り難い!有り難い!
同時に、ジムカーナの面白さに開眼させてくれた、かっちゃん師匠やk.spencer師匠の質の高さに改めて感謝しますよ!ホント!
しか〜し!・・・・現実はそんなに甘くはないのだ!・・・・今度は後輪が乗り越えられない!
ボコンボコン・・・・と惰性で後輪は付いて来てくれないのだ!
丸太が車輪間のアンダーガードに引っかかってヤジロベイになってしまう。
「そこまで出来たら次は後輪の抜重が必要だね」
「ほう?」
「後輪が接触する直前は全荷重が後輪に乗っているから、この時に抜重してやる事で後輪を浮かせるんだよ」
・・・・また高度な事を言ってるぞ!?・・・・・要するに・・・・だ。
1:前輪が越える為に抜重してフロントアップさせる。
2:前輪が丸太を越えようとする(後輪が接触する)瞬間にもう一度後輪を意識して抜重する。
3:後輪が浮きながら登れる位置に付く。
4:接触と同時にちょっとだけアクセルを開けてやれば後輪が丸太にグリップして登り始める。
う〜ん・・・・さすがにこればっかりは理屈に体が付いていかない・・・・。
何度やってもヤジロベイ・・・・。
要するに2回連続の抜重が必要で、簡単な話、一瞬にして2度の屈伸をする訳だが、1回目はフロント抜重、2回目はリヤ抜重・・・・のタイミングが判らず、ヘタをするとアクセルを開けすぎて暴走ぎみになってしまう。
何かヤバい方向に行ってる気がする。
結論!
これはまだ早い!
倒木ではなく、もっと低い丸太でコツを掴むまで繰り返し練習する必要があるな・・・・って、次のテーマが出来ちゃったよ!?
あれぇ〜・・・・やっぱ・・・ハマってきたかぁ〜・・・・・!?
PS:
腕と腰が・・・・・。
(おしまい)
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