トライアルに挑戦! その4

僕の「師匠の師匠」の愛犬だから・・・こいつも兄弟子か?



まだ左腕が痛い。
念のためにXP(レントゲン)撮影して問題なしと判った。
しかし最近では診断に使ったXPフィルムを売ってくれるんだね!
思わず買っちゃったよ。(1枚300円)
自分の腕の骨見てもしょうがないけどさ・・・。

2009年2月12日(木)

前半は、
・ヒザ入れ(で沈める)
・背中(肩甲骨の中心あたりで引っぱる感じ)
を意識しながらクルクルと。

窪みの登りを利用して「ヒザ入れ&背中」を意識すると、何の力も必要なくフロントアップする。
ただ、特に背中のタイミングでリフト量がバラバラなので怖い。
これが一定に安定してくると自由に調整が出来るようになるんだろうな。

「背中のタイミングが早い!」

と言われる。
フォークが沈んで伸びるまでに若干の遅延があるので、そのタイミングで「背中」とする事。

今までは、ホイ!と「ヒザ入れ」してすぐに「背中!」とやっていたようだ。
これを「ヒザ入れ」⇒フォークが伸び始めた(一拍置く感じ)⇒「背中!」のタイミングを測る様に意識する。

グワッ!とフロントが上がる!
フォークの戻りと背中で引くタイミングが合うと、勝手にリフトする感覚だ。

判った!・・・・って前回も前々回も言った記憶があるが、実はまだ全く要領を掴んでいない気がするのは、やはり「一定の安定」が出来ない為、毎回リフト量がバラバラだからなのだ。
これはもう繰り返しの練習しかないな。
練習・・・・練習・・・・っと。

今日は走行画像が無いので、師匠の08年式ベータREV−3
中盤までに転倒こそ無いものの、2回バイクを倒した。
いづれもハンドルを切ったフロントが滑って倒れたパターン。

「フロント・ブレーキだけしか使ってないよ!直進でいいからリヤ・ブレーキを意識して使ってみて!」

小さな回転時にフロント・ブレーキだけで回ろうとしていた為、バイクがバンクしていると、落ち葉でそのまま滑るのだ。
しかし、その前にリヤ・ブレーキを掛ける意識さえ無かった。
だって立ったままだよ!?・・・・その余裕が無かったとも言える訳だ・・・・。

つまりは、まだトライアル車という車両の扱い方が判ってない(乗れてない)・・・・って事だ。

「ヒザ入れ&背中」を練習しながら、障害物を越えたらそのままリヤ・ブレーキを掛ける練習を始める。
ここで不思議だった事。
リヤ・ブレーキを意識すると無意識にクラッチを切っている。
あれだけクラッチが苦痛で嫌いだったのに、全く意識していないのだ。
どうも自分はリヤ・ブレーキとクラッチは連動の操作をするようだ。(意識してなかった)

「腕が痛くなるからクラッチ使いたくない!」
が、
「なんか腕が痛いと思ったらクラッチ使ってるよ!」
になっている。

これはいいぞ!
それにリヤ・ブレーキと(勝手に)クラッチの操作で、非常に細かな回転が出来ている!
障害物を越えてすぐにリヤ・ブレーキで停車に近い状態で旋回が出来るのだ!
すごいぞ!リヤ・ブレーキ!

そして新たな障害。
クラッチがON/OFFの操作しか出来ていない。
バランスを保とうと停車しながら駆動を掛けると「ガクッ!ガクッ!」と動いてしまう。
半クラを使っているつもりになっているだけで、実際にはその操作が出来ていないのだ。

指一本の微妙な半クラを体で覚える事が必要だと、ここで初めて実感する。
やっぱり、実践で「その場」という状況にならないと実感できないようだ。
と言うか、ここへきてやっと「クラッチって必要じゃん!覚えなきゃダメじゃん!」の意味が判ってきたみたい。

国際B級の技(兄弟子の声も!)
(動画が動かない時はIEの更新ボタンを押して下さい)
今日は僕の師匠の師匠のご子息で国際B級の選手が来ていた。
1mはある壁の前で静止した状態からポンッ!と登ってしまう。
「何故リアが1mも浮くの!?」なんていう遠い将来を語る前に「静止状態から壁が登れるんだ!」という、より今の自分向けの感想を持った。

前回までの障害物越えは、ちょっと速度があってエイッ!で上げていた。
これは前回も判ったつもりでフロントを浮かすって事に集中したのだが、それも違っていたようだ。

今の自分が越えられる障害物程度なら直前で静止してもポンッ!と上げられるハズだ!・・・・って事を見てしまったのだ。
「百聞は一見にしかず」で、早速やってみる。

直前でリア・ブレーキ(&クラッチ)で停止してから、「ヒザ入れ&背中」をやってみる・・・・・出来たよ!
さっきまでトロトロとでも助走を付けないと出来ないと思っていたのに・・・・。

後半はこの練習。
数十回繰り返してから、試しに例の刺さった恐怖の丸太に向かう。
たかだか30cmの丸太だが、恐怖が先行している状態。

直前で停車に近い状態までリア・ブレーキを使って、思い切り「ヒザ入れ&背中」をやってみる。
もちろんアクセルは「ちょっとだけ!」だし、同時クラッチミートはまだ使えていないまま。

しかしポンと上がった。
「え?そうなんだ!」

当然まだ「2度吹かし」のリア・タイヤの処理は出来ないのでアンダーガード擦りまくりだが、それはまだ置いておいて、越えたらすぐに「リア・ブレーキ(&クラッチ)で停車」を意識してみる。
細かく旋回出来て、しかも滑るかもしれないとの恐怖は全く無い!

え〜と・・・やる事が多くて、こう書いていても混乱してくるので、ここでまた整理。

前回の整理ポイントだった、
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1:平地でクラッチとリアブレーキを使って静止出来るようになる。
2:ヒザを入れてクラッチとアクセルでポンとフロントアップ出来るようになる。
3:その直進距離を短くする為に、フロントアップ後のクラッチとリアブレーキが使えるようになる。
4:左右のバランス=ステアのフルロック状態で斜面で反転出来るようになる。
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は、
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1:障害物近くでクラッチ&リアブレーキを使って静止(に近い状態に)する。
2:「ヒザ入れ&背中」でフロントアップする。(決してアクセルではない!)
3:越えた後の走行距離を短くする為に、半クラッチとリアブレーキで静止(に近い状態に)する。
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に変更して、次回のテーマは、1〜3を連続して操作出来るように練習する事だ。
目標は「恐怖の丸太」にしよう。

(おしまい)

PS:
余談だが、毎回1.5Lの水を水筒に入れて持って行ってるのだが、最初は足りずに、休憩毎に肩で息をしながら飲み干していた。
ところがその飲む量が段々と減ってきている。
無駄な力を使わずに慣れてきた証拠だと師匠に言われてなんか嬉しい!