ナビ搭載記
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ブロードゾーン 迷わん400
ETC同様、都内で車を走らせる機会が多くなると、どうしても毎回地図を見る訳にはいかない。
だから全車ナビ付きなんだけど、そりゃ〜もう便利さ!
「○○行って来る!」って飛び出してから「んで、どこよ?」なんて、一昔前なら完全にギャグだった行動が、今では当たり前になっている。
それより都内の道路は複雑怪奇すぎて危ないよ!
道路がいきなり右折専用レーンに変わっていたらもうあきらめるしかない!とか、もっと前で右折していないと泣きながら直進せざるを得ないし・・・・など。
それを事前に知らせてくれるナビがないと車は乗れませんわ・・・・。
んで、つい先日、ジムカーナ仲間の”きみどりさん”から久々のメール。
「バイクにナビ欲しいんだけど何がいいかな?」
「そうだなぁ〜・・・・」と持ってもないのにアドバイスする。だって調べてみると意外に面白いし、毎日都内で使ってるし・・・・。
んで、さきのツーリングで幹事さんが停車しては地図見ているのを「大変だなぁ〜」と見ていたし・・・・。
なんてしているうちに段々欲しくなってきちゃったよ・・・・・。
いろんな角度から研究した結果「迷わん」に心が動く。
1:ポータブルだから車に固定ではなくバイクでも使える。
2:メモリタイプだからアクセスが早い。
3:メモリタイプだからデータのバージョンアップがお手軽。
4:内蔵バッテリーがあるから歩いても使える。
5:オプションでバイク取り付けキットがある。(つまり振動がある使用を考えている)
6:オプションで100Vが使えるから自宅で設定可能だし、後からなぞらえる事が可。
7:高速道路の看板が実物と同じだから迷わない。
8:安い!
a)400は先月まで最新型だった。
b)430が出たがワンセグ付きと余計なもの。
c)旧型になったのでガクッと値が落ちた。現在4万円前後。
d)オプション入れても5万円でおつりがくる。
”きみどりさん”には「やっぱりホンダのGathersがいいと思うよ!」なんて言っておきながら、最小限の欲しい機能を確保できるならやっぱり安いほうがいいや!なんて・・・・。
【2007年9月22日】
ところで明日は家族で筑波サーキットに草レースを見に行く予定。
レースやってた頃は毎週通っていたのに、あれから20年も経つと、全然覚えてない・・・・。
「なんか細い道入って行ったよなぁ〜・・・・ナビあったら便利だろうなぁ〜・・・・買っちゃおうかなぁ〜・・・・ププッ!」
今、悲しい事にアキバは近い・・・・土曜日だってお仕事でぃ!(泣)
んで、例によって例の性格だから、一ヶ月も前からネットで最安値を追ってきた訳で、もう価格と店舗名は頭に入っている。
明日使おう・・・・って考えると、通販で買うタイミングを逸しても、直接買いに行けばいいだけじゃん!
で・・・・買っちゃった・・・・!!
本体:38,350円
ACアダプター:2,780円
バイク用ステー:2,780円
バイク用配線キット:2,700円
合計:46,610円(税別)
買って帰った途端に子供たちに取られちゃったよ・・・・・ま、使い方は子供達に任せよう・・・・・。
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最終コーナーからコントロールタワーを見る
【2007年9月23日】
ってな訳で筑波サーキットに行ってきました。
もちろん地図無しで!
そうそう。
今回はナビと一緒にデジカメも買っちゃいました。
ヨドバシの無料駐車があと500円足りなかったのでデジカメ見に行って思わず買っちゃいました。
FinePixF40fd(予備電池込みで3万円)
なんと830万画素!手ぶれ機能付き!
で、その試写も兼ねていました。(→)
話を元に戻して・・・・・っと。
いやぁ〜便利!便利!
今更だけど「一番の便利!」は、やっぱ精神的なもんですね。
「本当にこの道でいいのかぁ〜?」
「間違ってないか?目標物を探せ!」
が一切無いもの!
道はナビに任せて、車内の会話や景色を楽しむ事が出来るもの!
「ETC搭載記」に「高速で一番イヤなのは料金所!」って書いたけど、「バイクで遠出」で一番面倒なのは「いちいち地図を見るのが面倒」な事ですわな。
もちろん料金所が好きな人は勝手にすりゃいい話だし、地図を見るのが好きな人も勝手にすりゃいい話だけど、自分にとってのツーリングの目的は「地図を見て走る事」ではなくて「目的地決定+事前の下調べ+ゆとりを持った情景の堪能」がセットになっている。
この中で特に「ゆとりを持っった情景の堪能」は地図よりその場での自動ナビの方が簡単に決まってるわな。
つまりこれは「バイクはABS付きの方が安全に決まってるじゃん!」と同じ理屈で、感覚は人それぞれですわな!
【2007年9月24日】
とりあえずナビの有用性は十分判ったので(最初から判っているが・・・)、実際にバイクに取り付けてみる。
先ずは取り付け位置の決定から。
電源が右側にあるので右に取り付ける事にする。
付属のラバーを2枚巻いてから台座だけをハンドルに取り付けてみる。
振動したくないから出来るだけクランプに近づけて。
ナットが固定されていない(!)ので下から押さえながらネジ込む。
φ22.2のハンドルだとちょっと太いのか?最初は上手くボルトがはまらないが、じっくりやればOK。
締め込み出来ると一気にグッとしまるので、力の掛け過ぎに注意!
降車時はこの状態にしておけば盗難等の心配もなしだ。
(←)
次に配線を施す。
配線キットの説明書を読む。
ナビからの配線は、前にETCを取り付ける歳に施していたミニミニ・スパイラルに友巻きする事にした。
タンクを外し、ETC配線のスパイラルを全部外す。
タイラップも一度全部切断して、最初から一緒に巻き直す。
最後にタイラップで数箇所を固定する。
これで綺麗に前から後ろまで配線出来た。
右の写真で、上からぶら下っているコードはナビの電源。
プラグ端子用に目くら蓋が付属している。
このコードは格納出来ないので雨風にさらされる事になる。
だからこの蓋はとっても重宝するハズ!
心憎い配慮だ!
さて、その後ろ側。
ヒューズのうしろにかますコードが2本あって、
1:そのままバッテリーに接続する丸平端子付き
2:ヒューズボックスの15Aヒューズと取り替えるヒューズ型端子付き
のどちらかを選択する。
前者は、とにかく電源コードをナビに繋ぐとPW−ONするタイプ。
後者は、メインスイッチのON−OFFに連動するタイプ。
になる訳だ。
当然メインスイッチ連動でしょう。
だってエンジン切ってもナビがつきっぱなしになるよりは、キーを抜いている時はコードに電気がきていない方がいいもの。
ただこのコード、線が太くてヒューズボックスの蓋が閉まらない!
だから蓋をカッターでカットして線が逃げられるようにした。
台座にナビを取り付けるアタッチメントを取り付けたところ。
角度を調整する為に首を振る部分は金属球で出来ている。
ただこのボールを固定するボルトの先端が尖っているので1点だけで支える事になる訳だ。
これが経年劣化で、同じ場所を何度も使うとそこだけ磨耗しないか?が心配だな。
あとは写真でぶら下っているコードの様に、ナビを使わない時に電源コードをどうするか?だ。
まぁ、台座に1周巻けばピッタリの長さに調節してあるから、特に問題にはならないだろう。
ナビの取り付け。
ナビのアンテナを出した状態で、後ろでカチっとはめる。
付属の落下防止紐をハンドルに固定して、その反対側の大きなワッシャーみたいな部分を一緒にして、ナビを後ろからボルトで固定する。
何故ボルトで固定するのにそんな紐が必要なんだろう?
って考えた結果、これはナビ本体が落下するのを防止する為ではなく、
1:ハンドルに固定した台座が何らかの理由で壊れた場合。
2:角度調整をする金属球の部分が何らかの理由で壊れた場合。
に有効であると判った。
確かにバイクは丸裸の状態だから、走行中に何かが飛んできてナビに当たったと想定すると、衝撃でどこが壊れるか判らないものな。
やっぱりこの辺がバイク用品を設計・開発しているメーカーと、家電メーカーとの差なんだろうな。
ってな訳で早々に試乗だぁ!
【インプレッション】
先ず最初の心配事であった振動について・・・・・・・完璧です!!
全くブレる事なく、微動だにしない!!
前に作ったビデオカメラスタンドで懲りていたから心配だったんだけど、やっぱ780gのビデオカメラと比べる意味がなかったな。195gは軽いです!
視認性について、ですが、今日は曇りだったので全く問題なく視認出来ます。
これは太陽がナビと同じ角度で直接当たったときじゃないと判らないと思うので、後ほどインプレッションしましょう。
それと音声ガイドはやっぱ有効だよ!
以前、携帯のGPSをナビにして使ってみた時に、画像が全く無くても、音声だけで十分走れた経緯を持っている。
だから「300m先左」をいつの間にか表示されていて「見てなかったヤツが悪い」モードよりも、音声があった方が安全面でも全然良いもの。
特に知らない道を走る長距離ツーリングなどでは、ナビ使用時のヘッドフォンは必須です。
「迷わん400」というナビ本体の機能に関するインプレッションとしては、(これに決定した上記の理由と重複するものもあるが)
【良い所】
1:小型軽量で過重負荷が少ない為、バイクでも安心して使える。バイクステーも振動も首振りも無く、全く問題なし!
2:リルートが早い為に軌道修正が楽。
3:音声案内が的確で距離の誤差も殆ど無し。
a)一般道では「1km、500m、300m、まもなく」が判りやすい。
b)高速では「3Km、1km、まもなく」が判りやすい。
4:表示の自動2分割を出すタイミングがちょうどいい。
5:走行車線の指示があるのが判りやすい。
6:住所検索が番地まであるので目標が判りやすい。
7:設定したルートは太赤線で見やすい。
8:次の右左折の表示は見やすいが、下の距離の文字の大きさは慣れるまで見にくかった。慣れてしまえば問題なし。
9:高速時のSA/PA/ICまでの距離表示は判りやすい。
10:高速時のジャンクション表示は最高! 1km手前からの表示も最高!
11:設定したルートの「方向転換(目的地と出発地の入れ替え)」は最高!
12:目的地までのクイックスタート(現在地を自動指定)はとっても便利!
【悪い所】
1:起動時等で瞬間的にフリーズする場合がある。その時に方向を決めなければならない場合はアウト!
2:「自宅に登録」ボタン(拠点となる自宅を登録するボタン)が目的地登録画面にあるのは余計。間違って押してしまう。
3:経由地が5箇所までしか登録できない。こんなデータくらい無限にしなさい!
4:「目的地までの距離」&「到着予想時刻」&「時計」は表示が小さくて走行中は読めない。老眼が入ったおじさんも使うって事を考えろよな!・・・・まぁ、停車時には読めるが・・・・。
5:リルートは始めれば早いが、始めるまでが「50m離れてから3秒後」のシステム設定なので、これを「20m離れた瞬間」などにしてくれたらもっと良いのだが・・・・。
6:長い直進の場合「次の案内まで直進して下さい」といつまでもだんまりを決め込むのが寂しい?
7:走行軌跡が電源OFF時に残らない。後で追えないじゃないか! (これが主目的の場合、この機種は使えないわ!>きみどりさん!)
8:何故か自宅の居間ではでGPSが受信出来ない!
【未確認】
1:ガソリンスタンド・トイレ・コンビニといった検索&表示はまだ使っていないので、使う機会があったら報告します!
最後に「バイクのナビゲーション」というものについてのインプレッション。
車との大きな違いは、
1:目線を移動する危険度が断然高い。
2:パネルを操作する危険度は桁違いに高い。
3:ルートを間違えてもターン等でそれほど深刻な事はない。
以上から、頻繁に操作&凝視する必要はなく、あくまでも「方向と最終位置が明確である事」への安心設備だと捉える事!と気づく。
その観点からすれば「バイクにおけるナビシステム」とは、
「あれ?道間違えちゃった!ヤベ!停止する場所探して・・・っと!・・・地図見る為に手袋取ってヘルメット脱いで・・・」
と、
「あれ?道間違えちゃった!ま、いっか!すぐ戻れるし!」
の違いで、正に「心のゆとり」に雲泥の差をつける情報機器だと実感する。
あえて大げさな言い方をすれば、バイクに乗っていて、少しでも安全性を高めようと思ったら、それだけでも有効な手段です。
ただ実際に車では問題になっているけど、ナビに頼りすぎて操作に熱中してしまう余りに前を見ないでドカン!
なんて事例は幾らでもあるので、あくまでも「情報収集&決定の為の補助設備」として見るべきでしょうね。
(おしまい)
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