【タイヤ交換】
先ずはパンク修理せにゃ〜走らん!
とは言っても「Dio」としか認知していなかった場合パニックになる事が判った。
「いったいどれだけの種類造れば気が済むんじゃぁ!=>HONDAさんよ」って感じ。
パーツリストを買うって言ったって「どの本よ!?」だもんね。
先ず、保険証から「AF27」型である事が判明。
さらにその中でも「130番台」である事が判った。
HPから「Dio」ではなく「スーパーDio」である事が判明。
んでやっと「スーパーDioでAF27-130のパーツリスト下さい」にたどりついたわけ。
HPからタイヤタイプがチューブレスの3.00−10である事が判明。
いきなり「なぁ〜んだ自分で出来ないじゃん!!」だもんね。
チューブレスの場合、ビートがリムに張り付いているのでバカヂカラ出しても無理かなって感覚。たとえ剥せて入れ替えたとしても空気の内圧だけで隙間を埋めている理屈から、一気に空気を入れなければならない為コンプレッサが必要なのよね。だから余計にタイヤレバーでリム傷つけたくないし・・・・。
【メーターケーブル交換】
メーターが動かないっちゅ〜事は、ケーブルの先っぽがオッカイたかぁ?の予想のもと、メーター回りを外す。
ケーブルの先端を覗くと・・・・無い・・・・。先っぽが無いのよ・・・。
あれぇ〜・・・・?最近のはこんなんでええんかい?
何故か携帯電話の充電器の接地面を思い出す。
金属面が出ていないのに何で電気が通るん?の不思議も解決していない事だし、これでいいのかなぁ?なんてね。
んで、そのケーブルをタイヤ方向にたどって行くと・・・。
タイヤの根元で千切れていた・・・。
「おおっ!こっちか!!」
何でケーブルが千切れるのか謎のまま、近所のショップに注文する。
760円。
1:カゴとミラーを外す。
2:フロントハンドルカバーのネジ3本を外してからカプラ−を抜いて取り外す。
3:フロントカバーのネジ4本とカゴのボルト3本を外してから取り外す。
4:メーターケーブルを外す。
5:本当はフフロントフェンダーも外すのだけど面倒くさいので、そのまま隙間から手を突っ込んでケーブル止めを強引に広げる。
6:タイヤ側のネジを外して引き抜く。
7:メーターケーブルをズルッと引き抜く。
8:その反対に組み立てる。
【インプレッション】
何の?
スピードメータが動いて嬉しい・・・・。
【マフラー交換】
別に替える気はなかったのだけど、とにかくカーボンは何とかしたいと思っていた。
しかぁ〜し!何気なく見ていたヤフオクで新品3,300円!!
思わず落札してしまった!!
まぁ、合わなかったら「チャンチャン!」で済まそう・・・・。
1週間後に到着。
早速、合わせてみると・・・・・ピッタリ!!(ラッキ〜!!)
スーパーDioのホイールの外し方(後輪)の要領で交換。
【インプレッション】
これはすごい!
音:静か!落ち着いた感じ。
フィーリング:加速が滑らか!重たい感じが無くなった!スルスルっと回る感じ!
やっぱ新品はいいなぁ・・・。
【キャブレータオーバーホール】
通算1万キロにして(おそらく)初めてエアフィルタの掃除をする。
普通は交換だよな・・・・。
取りあえずクリーナーボックスを外す・・・・ネジ何処?・・・余りの油とホコリの堆積にキャブの形が原型を留めていない・・・。
キャブ全体におよそ3mm厚のヘドロの堆積が・・・。
フィルターにも堆積していた。
スゲー・・・ヘドロを剥がすとスポンジが剥がれる・・・・。
「やばいやばい・・・このままそっと灯油攻撃だな・・・」
灯油で優しく揉み洗いする事数回。やっと綺麗になってきた。
そっと元に戻す・・・・キャブの洗浄は次回と言う事で・・・。
(面倒くさいから!)
1週間後ガスケットキット(480円)が到着。
んで、やっぱりフィルター(470円)も新品に交換。
何を隠そう・・・あたしってば、元4輪キャブの設計屋。
スクータのキャブってばカワイイ・・・・。
とにかく洗おう。
クレンザーと工業用洗剤をぶっ掛けてタワシと歯ブラシと楊枝で徹底的に洗う。
スタータソレノイドは電気系になるけど、全然気にしなぁ〜い!
ジャブジャブ洗っちゃおう!
キチンと乾いてから通電すればよいだけなのだ!
(余談)
PCのメモリにCPU用のシリコングリースが垂れちゃった時、そのまま歯ブラシとママレモンで洗っちゃったもんね。
乾けばよいのだ!
約2時間かけて洗い上げた。
内部はとても綺麗。
ニードル関係も損傷もなく、そのまま使用できる。
別に改造するわけじゃないんで、新しいパッキンを入れ替えて終了。
ただ、メインジェットは1個400円だったもんで、#75から#80に変更。
ちったぁ〜速くなるかしらん・・・・。
ここまで汚れた原因は燃料ホース端の亀裂から漏れたガソリンにホコリが付着した為と判断。
ホースを5mm程カッターで切って差し直す。
【インプレッション】
もともと汚れを落としただけなんで、別に感動なし。(けど気持ちいい!)
ただ、ジェットを#5番上げただけで、アクセル開度が多少、少なくなった気分。(気分だけ!)
【Vベルト&ウェイトローラー交換】
ベルトは値段が同じなら強化ベルト(3800円)にしようと思っていたが純正は1700円!当然純正品を選択する。
フロントサイドカバーとリアサイドカバーを外す。
リアサイドカバーガスケットは綺麗に剥がれたが、フロントサイドカバーガスケットはバリバリになってしまった・・・・買ってない・・・・。
仕方が無いのでスクレーパで綺麗に削ぎとり、液体ガスケットでごまかそう!!
歯車タイプはダメだって言ってるのに、全く無視してプーリーホルダー噛まして・・・
クラッチにレバーを引っ掛けてめがねを足で踏んづけて・・・・。
確実に噛ませれば壊れる事などありません。
ボルトが緩んだらドライブフェイスを外す。
これだけでベルトの交換は出来ます。
新旧のベルトを比較すると・・・・。
スゲー!!減ってる〜・・・約1.5mm減っていた。
プーリーをそっと外す。
スタータギヤはポロッと落ちてしまうのでこれもそっと外しておく。
ケースが真っ黒!
こりゃダメだ!
クラッチも外して掃除しよう!
ケースその他のパーツに大量にこびりついたベルトカスが「はやくベルト交換せ〜よ!」と言っています。
クラッチアウターを外して、クラッチをそっと外す。
クラッチとプーリーはほっといて、とにかくクランクケースを歯ブラシでシコシコと掃除です。ドサッとおちるのよね。(感激!)
掃除完了後、ドライブシャフトをグリスアップしておく。
さて、早速ウェイトローラの具合でも見るか・・・・とムーバブルフェイスを外す・・・・外せない!!
この3本のボルトは7mmだったのだが、所有するソケットレンチの7mmでは肉厚がありすぎて入らないのだ!!
うっそ〜!!
そのままにしてレンチを買いに走る!
1本だけは無くて結局1700円もするミニセットを買わされてしまった!
ショ〜ック!!(7mmなんて使うなよ!)
なんかムカつきながら、ムーバブルフェイスを外しランププレートを外す。
どれどれウェイトローラの具合は・・・。
ゲッ!!平らだ!!これは偏磨耗なんてもんじゃね〜ぞ!!
絶対回転してね〜よな!コレ!
プーリー他一式を歯ブラシ攻撃。
ウェイトローラはお遊びでちょっと軽めにしてみよう。(純正は8.5g)
どうせ50km/h以上は出さない(こんな不安定な乗り物でそれ以上出したらあぶねぇワイ!)から、加速重視でいこう。(だからCDIの変更なんぞ考えていないし!)
デイトナの7.5g*6(1900円)を組み付ける。(方向があるから間違えないように!)
←写真はウェイトローラグリスを塗っている為、新品なのに汚れて見えてる。
ランププレート・プーリー・ウェイトローラにキッチリとグリースアップする事。(プーリーの表側は厳禁!ベルトが滑っちゃうよ!)
続いてクラッチアッシーの掃除。
今回はクラッチは交換予定ではないので、シューの点検と掃除だけで終了。
(本当は工具とパーツ買うお金が無いから・・・)
でも掃除だけでも、クラッチだけでこれだけのベルトカスが出たんだからOKです。
(本当は工具とパーツ買うお金が無いだけ・・・)
ベアリングやシャフト等、あらゆる稼動部分をグリースアップして組み立てる。
【インプレッション】
ひぇ〜!!なんだ!この違いは!!
音:エンジン音が静かになった。いや、今までエンジンの音だと思っていたのは駆動系の回転ロスによるエンジン音だったのだ!タップリめのグリースとベルトの食い付きのおかげでパワー相応の音になったと思われる。
加速:すごい!これが本来の加速だったのか!スルスルと前に出る。アクセルを開けるとその分だけ前に出てくれる感じ。今まで気付かなかった(こんなもんだと思っていた)が、思った以上のパワーロスをしていたようだ!
速度:加速に趣きを置いたハズなのに初めてメーター振り切った!やはりこれが本来の性能なのだろう。
こうなると欲が出るなぁ・・・・。
クラッチとピストンと前後サスとミッションと・・・・・。(面倒だけど)
【高分子オイル投入】
先ずはこの写真を見て下さい。
「日本製部分化学合成油」と言われている、いわゆる「スーパーでも販売している激安2ストオイル」(1リットル298円)を18ヶ月間使い続けた結果です。
マフラーの先から垂れているのは未燃焼のオイルカスです。
つまり潤滑の目的が果たせなかった粗悪な油がドロドロの塊になってマフラーにまとわり付いているのです。
(撮影時にはたまたま排圧で飛んでいましたが、常時粘度の高いネバネバが垂れています)
何故こんな無謀な事をしたか?というと、
1:自分が納得する為に「激安オイルを使い続けるとどうなるか?」の証明をしたかった。
2:50ccは高回転で回すので影響が大きく反応が判り易い。
3:最悪50ccのマフラー(&シリンダ&ピストン)は安い!(しかしお金が掛かる事は間違いない)
結論からい言いますと予想通り「最悪!!」でした。
では何故18ヶ月現在で中止したか?というと「マフラー詰まりが限界に来た」からです。
50km/hでの巡航中(そもそもそれが良くないか!)に、突然パワーダウンして失速するようになりました。
これはもうお金じゃなくて「危険じゃん!」です。
マフラーの出口にこれだけヘドロが溜まっているのだから内部はフン詰まり状態です。
ノーマルの分離式のままでの給油で4回程、つまり4リットル程を燃やした時点で、この状態になった訳です。
合計金額は1200円!!
確かに安いが、これでマフラー交換の方がよっぽど効率悪くない??
って言いたい訳。
辛い思いをさせてごめんね!Dio!!
もうしないから!美味しい油をあげるからね!
ってな訳でYAMAHAの「オートルーブ・スーパーRS」(1680円/L)に切り替えて症状の回復を実験します。
レーシングオイルまでいかない範囲で分離型OKなオイルを求めると、ヤマハ/ワコーズあたりが好みです。(カストロールは垂れがあるので嫌いです)
ワコーズの分離型はムチャムチャ高い!(3400円/L)
このヤマハオイルは100%化学合成油なので鉱物油に比べてシールへの攻撃はありますが30年前のバイクじゃあるまいし、全く心配する事はありません。
結果は数ヵ月〜1年後でしょうから出たら報告しますわ。