親子でバイク2

相変わらずおっかなびっくり・・・・・・

TYMRのページから飛んで来た人もここからですよ〜!)

【2002/09/29】

そんな訳で2ヶ月半ぶりに「虎の穴鍛錬場」に来る事が出来ました。
いやぁ〜大変だった。TYMRの取得・移植・始動まであってやっとです。

午前中にMRのクラッチワイヤー&カバー交換と保安部品の剥ぎ取りをします。
子供達はよく頑張りました。
スパナやメガネやプライヤーを工具箱から出す係りだけではなく、保安部品の剥ぎ取りは安全上なんら関係ないので全て子供達にやらせたんです。
ボルト&ナットの緩める方向から始まって、最適なドライバー径の選択、ギボシ端子の引っこ抜き方など、いちいち説明を受けてはどんどんバラして行きます。

ライトケース内のコードを全てガムテープで丸めて終了。
メインキー用コードも丸めてしまいキーが効かない(エンジンストップが出来ない)状態になってしまいましたがこれはご愛嬌です。
今度整備する時にやり直しましょう。

なんかそれらしくなってきた
一通り終わらせて昼食。

「もう今日は終わりなの?今日は乗れないの?」
と子供達に言われて、つい
「じゃぁ午後から試運転といくか!」
と言ってしまいました。

実はまだエンジンの高回転領域もクラッチの具合も未確認、しかもエアフィルタが無い状態だったので試運転どころか前に進む事も確認していないのです。

「今日は調子を見るだけだからね!」
と念を押しながらも子供達が喜ぶ姿に熱くなるものがあります。

昼食後、早速モビリオに積み込みます。
「ガレージよたろー」からの搬出時には保安部品が付いていたのでモビリオには納まりませんでしたが、TYの経験からすんなり納まりました。
ベルト4本で固定して準備OKです。

当然大人2人が前だから、子供達はバイクと一緒です。
いや、工具とブーツとバックとヘルメットと・・・・・一緒です。
(一応パイロンなんかも持って行っちゃたりして・・・)

虎の穴鍛錬場に到着。
手続きを済ませて車ごと入ります。

降ろしている間に子供はもう支度を始めています。
おと〜さんが練習会で使っていたヒザプロテクターとヒジプロテクターはちょっと大きいですが子供にあげました。

最初におと〜さんがエンジンとクラッチを見る為に一周します。
なんとかスタートしましたが、
「こりゃ高回転(4000rpm以上)使わないと走らんわ!」
しかも6000rpmで頭打ちです・・・・・。
(やっぱエンジン載せ換えかなぁ・・・・MR再生記の領域)

暖機後、昨日降った雨で半乾きの状態なので、泥になっていない場所(且つトライアルのオジサン達の練習の邪魔にならない場所)に移動して、初の自己所有による親子バイク遊びの始まりです!


懸命にスタートしようとしている
MRの車体にTYのタンクという異様なバイクに何の不信感も持たずに、先ずはエンジン始動から。

前回XR100に乗っている上の子はすぐに跨りますが、MRの方がちょっと大柄みたいで両足は付きません。
また丸太に乗って跨ります。

さすがに50ccだけあってキックは軽く子供の力でもすぐに始動します。

懸命にスタートさせようとしていますが、ギヤを入れてなかったり、クラッチタイミングが合わずにエンストといった具合で、前に走るまでに20分は費やしました。

まぁ、25年前のサビたエンジンで4000〜6000rpmのミートを強要する訳ですから無理であり可哀想ではあります・・・・・。

しかし一度スタートしてしまうと、なんとかエンストしないようにクラッチを切っては回転を上げて維持するコツを覚えたようで、そのまま十数周くるくると回っています。


これで勘弁しておくれ!
一方、下の子は見学みたいなもので非常に不服そうです。

足が付くどころかステップにやっと両足が届く状態でハンドルもろくに持てない状況なのでとても乗れません。

自分用にQRを用意してくれない親に不満顔です。
(ごめんね!お金が無くてそんな贅沢出来ないのよ!)

「じゃぁ乗ってみよう!」
と、おと〜さんの前に跨って1周です。
自分でキックを下ろしてギヤを入れるだけですが大喜びです。

帰宅後、子供と一緒にお風呂に入っている時に、下の子が小さな声で、
「(上の子が)乗っている時はつまらなかったよ。でもおと〜さんと乗ったときは楽しかった!」
の言葉におと〜さん感涙です・・・・。
がんばって早く大きくなれよ〜!