TY50の話
只今の日時、2002年8月。
TYの誕生日、1975年!
27年間の時空を超え、何故今、TY50の話題かって?それはね!こういう理由なの!
【なんと!MR50!】
早速その日に掲示板にカキコ。
するとすぐによたろー師匠からレスが!
「実はそんなんあったりして・・・・」
吹っ飛んで行くとガレージよたろーの片隅にはなんとMR50!
懐かしいなぁ〜・・・っつーか現存しているんだぁ〜・・・感激!!
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懐かしき青春の日々よ・・・
公道でノーヘルOK時代である高校生の時分に、友人に借りていたMR50で2人乗りしてコーナー曲がり切れずに崖から転落!
フッと気がつくと頭の横にはコブシ大の岩がゴロゴロ・・・・・。
ムチャクチャでんなぁ〜・・・・。(水谷!元気かぁ〜?)
そんな甘酸っぱいメモリアルマシンなのですわ!
しかしさすがに25年という時間は無情です。
タンクは完全にサビの支配下に置かれてしまい再生不可との事。新品タンクもどこぞで売っているそうですが3万円とか・・・・。
当たり前の事なのかもしれんが、なんか辛いですなぁ・・・。
レストアが目的ではなく「とにかく動けばいい」が主眼だったので、泣く々諦めました。
(よたろー師匠有難うでした!レストアするだけの財力が無い事が悲しい・・・)
【レストアショップさんとの出会い】
それから約1ヶ月。
YAHOOはもう見飽きるくらい毎日チェックしたし、知ってるバイク屋さんは全部回っちゃったし・・・
皆「(タダ同然で実働なんて)そんな(虫のいい話が)ある訳ないじゃん!」と冷たい反応でした・・・。
いいかげん諦め状態で通りかかったバイク屋さん、
「そういえばココっていつもW1とかGT750とか置いてあったなぁ」
スクータ屋には無い重厚な店構えとは裏腹に優しそうな社長さんが人懐っこく対応してくれました。
(これって重要よね!「俺は職人だ!」みたいなつっけんどんな対応の店には2度と行かないもんね!)
「そういえば倉庫にTY50があったような気がするなぁ〜」
「!!」(おっ!)
「明日行って見てみますよ」
「!!」(感激!)
それから数日して電話を頂き、「有りましたんで店まで持って来ましたよ」と嬉しいお言葉!
すぐに行ってみたブツが標題の写真です。
一番肝心な
「幾らで譲って頂けるんでしょうか?」
「う〜ん・・・・・(しばし熟慮の上)5千円でいいですよ」
「(即座に)いただきます!!!!」
騙す騙さないの問題じゃないんだけど、初めからシラを切る気も無いので、
「でも現状でもヤフオクなら3万円以上で取引されていますよ!」
と言ってみる。だって毎日見ているんだもん。
「いやぁ〜、こんなのをそれらしく売りつけて儲けようとは思いませんよ!」
「(再び即座に)有り難く頂きます!!!!」
【点検開始】
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ヒビだらけだし、何かはみ出してるし・・・
先ずは目立った損傷部分の点検から。
タイヤがパンクしてる。
見た処、純正タイヤなので、例へパンクしていなくても劣化の意味で交換必須!
その場で注文します。
「ブロックパターンが異なると思うけどいい?」
「もちろん!」
レストアじゃないんで全然気にしません!
むしろ、どちらかと言うとYZ80みたいなモトクロスタイプに作り換えたいなぁ〜と思っているのでブロックは大きい方がいいなぁ・・・。
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クニョっとな
左リアサスの変形。
ぶつけたらしくクニャっと曲がっている。
こりゃ交換だな。
早速純正を探すも、ある訳がない!!
しかもパーツリストも整備マニュアルも無いので実際に採寸するしかない。
ブッシュの中心−中心が285mmだと判明。
取り付けネジ径12mm
チェーン横の外形28mm
(許容外形38mm:干渉範囲は下部取り付け位置から70mm必要)
調べたらモンキーと一緒じゃん!ラッキー〜!
現在ヤフオクで捜索中!
来週はお盆休みでバイク屋さんもお休み。
タイヤが今週に間に合わず、再来週になってしまう為、お預け状態。
つまり一週間手が出せないので、キャブだけ外して持って来ました。
オーバーホールして待機する予定。
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一見綺麗なキャブ(左)も、実はスゴイ事になっている(右)
一見とても綺麗なキャブ。
オーバーホールする必要あるのか?
なんて蓋開けたら・・・・。
「わ!完全に腐っとる・・・!」
これだけ粉噴くにはさぞかし年月を要しただろうて・・・。
先ず、灯油に漬け込み、それからクレンザー攻撃。
しかしヘドロではないので歯が立たない!
仕方が無いからそのまま乾燥させて金属磨きで研磨します。
欲しい欲しいと思いながら買わない工具の1つがリュータ。
どうにも必須でないのよね!
でも今回程欲しいと思った事はありません。
まさかチャンバー内をガリガリやるとは思いもしなかった・・・。
指入んないし、力入いんないんで磨き粉も残っちゃうし・・・・。
仕方ないからドリルに刃を付けて、その刃にウエス巻いて磨き粉付けてガーガー・・・。
お!いいじゃん!ウルサイけど!結構綺麗になるものです。
やっぱ金属磨きにはリュータが必須か?
徹底的に白粉状態のサビをホジくりかえす。
もう「削る」ではなく「掘る」が正しい!
一番ダメージが大きい部分で0.3mmは侵食されていた!
まぁ、フロートチャンバー自体の肉厚は1mmはあるだろうから、まだまだ大丈夫か!?
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これだけで1時間掛かるのよね
フロートが連鎖侵食で穴が開いていなかったのが幸いだ!(たぶん)
ニードル類とジェット類は損傷はなさそう。
でもこれだけアルミの腐食が進んでいるのだからジェットの穴も点検が必要。
出来れば新品にしたい処だ。
ピストンに引っかきキズが・・・・。
ガス(潤滑)が無い状態でカジったのだろうか・・・。
当然ガスケットだって使い物にならんし、売ってもいない・・・・・。
やっぱ作るしかないかぁ・・・面倒なんだよね・・・。
最近スクレーパも買ってないから刃がこぼれたものしか持ってないし・・・。
0.5mm厚のガスケットは汎用的なのでいつもストックしています。
でも液体関係って精度が必要だから面倒なのよね。
今回はチャンバーとインテークだけだったけど、それでも1時間は掛かります。
上が使用済み、下が作成したガスケット(→)
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合うかな!?その1
ヤフオクで680円で落札したTY80用の新品シューが到着。
1個だけだけど・・・。
YAMAHAは共通部品が多いと聞いているが、本当に合うのか た・の・し・み!
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合うかな!?その2
ヤフオクで880円で落札したモンキー用のリアサス。(まだ未着)
ブッシュピッチだけで買っちゃったけど、もしかしたらモンキーのネジ径は10mm?
合わないかなぁ〜・・・これも た・の・し・み!
あっ、そうそう・・・突然思い出した様にメモメモ・・・。
とりあえずエンジン始動までにやるべき事。
・タンク内洗浄
・フューエルストレーナ点検(交換?)
・エンジンオイル交換
・ミッションオイル交換
・エアフィルタ点検(交換?)
・オイルフィルタ点検(あったっけ?)
・プラグ交換(火花点検)
・キャブオーバーホール
とりあえず走行開始までにやるべき事。
・タイヤ交換
・サス交換
・ブレーキシュー点検&交換
・ブレーキワイヤー点検(交換?)
・クラッチワイヤー点検(交換?)
【お盆休み明け】
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逆ネジが入ってる!
タイヤがまだ来ないので持ち帰れないでいる。
だからモンキーサスを持ち込んで取り付け開始!
前回、右リアサスの下ネジが固くて回らなかったのでCRCを噴いたが変わらず・・・。
ちょうど通りかかったメカニックの落合氏が見てくれた。 「あれ?これ逆ネジが入ってるよ!」
なんと!逆ネジが無理矢理入っていたのだった・・・。
整備用のスナップオン(!)で無理に外してもらったが、当然ネジ山はボロボロ!
(誰だ!こんなもん入れたのは!)
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なんかすみませんです!
「ちょっと待っててね!」
とこれまたスナップオンのダイスセット!
(幾らするんだろう・・・)
何無くネジ山再生完了!
しかも山のようなネジ箱から同じネジを探してくれた。
(やべ〜!一人だったらこの時点で幾らの出費が必要なんじゃぁ〜)
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これ無きゃどうしたのよ?
早速、取り出したモンキーサスを取り付けてみる・・・・付かない!!
下ネジ径はピッタリだったが、上ネジはサスのリングが小さかった!
下ネジのリングを外し、また落合氏の元へ・・・・。
「あのぉ〜・・・これと同じ径のリングありませんか?」
ゴシャゴシャと探した末に見つけたリングはチョット長かった。
すかさずパイプカッターを貸してくれた。
(やべ〜!パイプカッターも持ってなかったよ・・・アセアセ!)
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付いちゃったよ
ってな訳で、取り付け完了!
ダイスを買わなくて済んだが、買うハメになっていたら、高いサスだったなぁ・・・・。
その前にリング径が合わない時点で別のリアサス買う事になっていたか・・・?
やっぱ自宅に持ち込まないでココで修理しよっかなぁ・・・・。
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やっぱ適応工具は必須!
自宅に帰るとヤフオクで2400円で落札したリュータが届いていた!
同時に1350円で落札したガソリンコックのパッキンセットも届いていた。
リュータにはダイヤモンドビットがついていたので、早速チャンバーをガリガリやってみる。
う〜ん!気持ちいいっ!
何の苦労も無く削れていく!
やっぱ工具は必要だな!
【MR確保!】
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懐かしいでんなぁ〜
よたろー師匠から一通のメール
「MR邪魔なんだけど・・・・廃品回収のオジサンに渡していい?」
re:「うっそ〜?レストアしないの?」
re:re:「あたしゃ新車しか乗らん!」
re:re:re:「ちょ、ちょうだい!!」
ってな訳で冒頭のMR50頂いちゃいました!
モビリオで駆け付けます。
やはりモビリオは前列シートだけにしても全長1800mmの収納は不可でした。
前輪を外してやっと納まります。
あ〜あ・・・やっぱりなぁ・・・これから搬送の度に前輪外しかぁ・・・・。
ま、いっか!子供にスパナの使い方教えるべぇ・・・。
ヤマハは共通部品が多い事はすでに確認済み。
っつ〜か、このMRで使用不可なのはタンクしか確認してないし。
もしかして2台動いちゃうかも!?
楽しみ〜!!
という訳でMR再生記はこちらで始めます!
【タンク洗浄】
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サビガードと中和剤
子供の夏休み終わっちゃったよ・・・・。
そうそう素早くは出来ないもんですなぁ・・・。
仕事仲間でもありお友達の創栄社の山崎氏にタンク内洗浄液を注文した処、サビガード1Lをスポンサードして貰っちゃいました!
(結果を検証出来次第ここでも販売しようと思いますのでお楽しみに!)
早速まだバイク屋さんに置いたままのTYからタンクを取りに行きます。
タイヤはもう届いたんだけど、チューブが届いてないので、まだ動かせないでいます。
タンクを持ち帰り、コック部分をバラして、ストレーナパッキンをヤフオクで手に入れた新品と入れ替えます。
でも結構綺麗なんだよなぁ〜・・・。
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分解&新品交換
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コック部分をリペアする
持ち帰る時に何時入れたか不明なガソリンが残っていたので捨てたのだが、これが結構綺麗でバイク屋さんも驚いていたくらいだから。
サビガードの説明には「1L〜2Lを入れて10倍に希釈して12時間」とあるのだが、もともとそんなにサビサビではなく、全体にうっすらと浮いている程度(少なくとも見える部分は)なので、半分の500mlを8倍(4.5L)にして24時間置いてみる事にした。
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このままでも使えそうだが
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お湯を注いで24時間待つのだぞ!
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ちょっと見難いけどサビ色が無い!
注入する時にタンクの外装に原液が垂れてしまったが、どうなるかそのまま放っておいてみよう!
24時間後の具合を見てOKなら、そのままMRに移して洗浄してみよう。
MRはひどい状態・・・というか再生不可とまで言われたので、1週間程放って置いてやれ!・・・・って作戦。
さらにまだ使える様なら、あらゆるさびの部分、マフラーやステップ・ハンドル等にも使ってみるつもり。
もちろん残りの500mlはもったいないからとって置くのさ!
さて、24時間後。
そっとキャップを開けてみる。
こ、これはすごい!
銀色しか見ない!!
サビ色が見当たらないのだ!
しかもバケツに移した洗浄剤は何事も無かったかの様な無色である。
確か「黒く濁ったら中和剤で中和して捨てる」とあったから、まだまだ新品同様って訳だ。
タンクの外装に垂れた原液はそのまま乾いていて黄色い筋になっている。
やっぱりすぐに拭き取った方が良いようだ。しかし塗装面には影響はないと思われる。
早速、中和剤を500ml入れて満タンにし24時間放置する。
(これがちょっと面倒か?1液の倍の時間が掛かる感覚かな?)
再び24時間後、中和剤をバケツに移し、タンクを水洗いする。
そのまま乾かしておこう。
【エンジン始動!】
1週間タンクを乾かした後、キャップを開けてみるとうっすらとサビが・・・。
ちゃんと中和されてなかったのか、中和剤が残ってしまったのか・・・・。
困惑しながら少量のガソリンで洗浄する。この辺の究明は後日。
さて、タンクとキャブと油脂類を持ってバイク屋さんへ。
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油脂類はとても綺麗だったが全交換
先ず油脂を交換する。
満タンに入っていたエンジンオイルは見た目とても綺麗ですが、完全に酸化していると思われるので無条件交換です。
オイルタンクを取り出し逆さにして廃棄。
新規に1L247円(なんちゅう安さや!)のオイルを1本(1L)そのまま注いで終了。
次にギヤオイルですが、計量目安が無く、500mlの表示だけしかありません。
ドレンから抜いて新規オイルを450mlだけ入れてみます。
こちらも入っていたオイルはもったいないほどの綺麗さでした。
油脂交換が終わった処でキャブの取り付けです。
2本の6角が回しずらいのなんのって、マフラー外したくなる程です。
この2本を締めるのに10分は掛かります。
さて、点火検査。
プラブをキャップにはめてアースしながらキックします。
「あれ?火花が飛んでない!?」
耳を澄ましながらキックを続けるとかすかに
「ジジッ、ジジッ・・・」
と音がします。
昼間だから見えないんだぁ〜。
当然6V仕様だから弱いのかなぁ?
でもいいか!飛んでる音がしているんだから。
さぁ、いよいよ完成間じかです!
タンクを装着する前に始動テストです。
キャブに透明の燃料ホースを切って取り付け、そこからガソリンを流し込みます。
しかぁ〜し!!
フロートチャンバーに溜まったかな?と思ったかなとたん!
ジャバジャバジャバ・・・・・・。
チャンバーの上部からガソリンが漏れ出しました。
「あれぇ〜?オーバーフローかなぁ〜?」
しかし、よく見るとチャンバーの接合部から溢れています。
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恐怖の6角を再び外す
そこでハッ!と気が付きました。
そう言えば、リュータ買った時に、面白がってガリガリと研磨したよなぁ〜・・・・。
チャ、チャンバーの古いガスケットもガリガリやっちまったよなぁ〜!!!
そうなんです!
チャンバーの接合部をリュータで研磨してしまった為に、1/10mm単位の接面を要する燃料パーツをガリガリやってしまった事に今気がついたんです!
1/2mmのガスケットを使用したので埋められるだろうとタカを括っていたのですが機械は正直でした!
あざ笑うかの様にジャバジャバ状態になってしまったのでした。
落合氏に何か研磨できるものが無いか尋ねた処、オイルストーンを貸してくれました。
ガックリとしながら恐怖の2本ネジを外し、チャンバーの接面をオイルストーンで磨きます。
約30分、夢中で磨いたおかげでなんとか使用に耐えられる面になりました。
しかし念のために液体ガスケットを併用して締めます。
あ〜・・・恐怖の2本ネジ。
再度キャブ本体を取り付けた後に恐る恐る燃料を注入します。
ホースまで上がった燃料を確認してから漏れを検査します。
OK!ホッと一息。
さ〜て!今度こそ始動です。
オイル(シリンダ)と燃料(キャブ)の潤滑を目的に充分に潤うまでスローキックする事20回。
さて、そろそろかな!?
と、多少スロットルを開け気味に本気でキック開始です。
何しろ27年前のエンジンに??年(不明)ぶりに火を入れるのですから。
3回目で、ブブブブッ!
5回目で、ブリブリブリブリブリブリ!
8回目で・・・・
エンジン始動!!
やったぁ〜!!
落合氏:「おお〜っ!掛かったよ!」(オイオイ!)
社長さん:「本当に掛かるんですねぇ〜!」(だからオイオイ!!)
あれ!?
エンジンとエキパイの結合部から排ガスが漏れてる!
デカいマイナスドライバとハンマーで取り付けリングを引っ叩いてみる。
あれ!?クリクリ回りやんの!
なんだ、単に緩みか。
回らなくなるまで引っ叩く。
エキパイからの漏れ工事終了!
ちょうどチャンバー内の燃料が無くなってエンスト。
キャブからの漏れはない。OKだ!
近くのスタンドにタンクを抱えて給油しに行く。
4.5Lのガスで満タンにしたタンクを抱えて歩いて帰っていく姿を、不審そうにスタンドの面々が見送る。
タンクを取り付けて全工程終了!!
キャブのスロー調整をしながら1時間程アイドルを続ける。
10分単位で排気音が変ってくるのが判る。
大きな塊でドスンドスンとした荒削りな音から、徐々に小さな塊でボボボボという滑らかな音に変化してく。
エンジン&マフラーの過去のガム・ワニス・オイルが焼かれ、油脂・プラグが馴染んでくる心地良いサウンドの変化だ!
ちょっと煽ってみる。
スッと付いては来るがちょっとトロイ。
50ccのレスポンスってこんなもんだっけ?(と、25年前の記憶を辿る)
だって愛しのいちさんはガツンと付いて来るからさ!(比較すんなっつーの!)
最後に休憩中の雑談の中で出た話が2点。
TYはハンドルが広いでの出来れば子供用にもっと小さなハンドルに換えた方が良い。
またTYはチェーン(スプロケ)が丸出しになってますが、子供が乗るので転倒時の事故防止にカバーを掛けた方が良とのアドバイスを貰いました。
親身なアドバイスに感謝です!
ハンドルはMRと比較してみて交換検討をし、ダメだったらGT辺りのを物色してみるか!
またカバーは薄手のアルミ板で作ってみるか!
【搬送】
翌日モビリオで引き取りに行きます。
MRで前輪外したから今度もだろうなぁ〜と思いながら到着。
しかし落合氏はモビリオの荷台を見るなり、
「これなら大丈夫だよ!」
と、通常の1列シート仕様に太鼓判を押してくれました。
(本当かなぁ〜)
と思いながら、予め敷いておいたビニールシートの上にTYを乗せます。
頭から入れてキュッ!キュッ!とお尻をズラすと、あ〜ら不思議!
TYがピッタリと入ってしまったではないですか!
さすがにプロは違うなぁ〜と関心しきりです。
まぁ、テールランプが無い分の長さとウィンカーが張り出し無い分の幅だけ、MRよりはコンパクトではありましたが・・・・。
4点でベルトを固定して帰ります。
モビリオ標準装備の後部フックは最高です!
きっと最初から自転車積み込みなんかを想定しているのでしょう。
こういう処が好き!
帰宅後エンジンを掛けてみましたが、ど〜しても掛かりません。
時間が無かったので、そのまま仕舞いましたが、原因不明です。
また、明日掛けてみよう。
今日もどうも掛かりが悪い。
MRがあっさりと掛かってしまったので、MRをベースに1台を作る事に決定。
早々に新品のタイヤ(ホイール)を交換。
しまった!スプロケが合わない!
しゃ〜ね〜!前後スプロケも交換だ!
という訳で、ここまで作って部品取り車になってしましました。
これ以降はMR再生記に移動です。
とりあえずエンジン始動までにやるべき事。
・タンク内洗浄
・フューエルストレーナ点検(交換?)
・エンジンオイル交換
・ミッションオイル交換
・エアフィルタ点検(交換したいがモノが無い)
・オイルフィルタ点検(んなモノは無かった)
・プラグ交換(火花点検)
・キャブオーバーホール
・燃料ホース交換
とりあえず走行開始までにやるべき事。
・タイヤ交換
・サス交換
・ブレーキシュー点検&交換
・ブレーキワイヤー点検
・クラッチワイヤー点検
・チェーン点検
今までに掛かった費用 |
TY50 | 5,000円 | 後輪タイヤ&チューブ ブリジストン TRAILWING TW8 3.00-16 48P 6PR TT タイヤ番号:MCS00125 | 5,000円 |
タイヤ交換工賃 | 2,400円 |
リアサス | 880円 |
バイクカバー | 2,000円 |
ブレーキシュー | 680円 |
ストレーナパッキン | 1,350円 |
リュータ | 2,400円 |
タンク内サビ除去剤 | スポンサード |
プラグ(2個入り) | 580円 |
エンジンオイル2L | 494円 |
ミッションオイル | 680円 |
フラッシング剤 | 280円 |
φ6燃料ホース1m | 450円 |
φ6クリップ10個 | 300円 |
φ8タンクホース1m | 300円 |
| 合計 | 22,794円 |
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