デジカメで動画記録
以前、ビデオカメラを車載するスタンドを作って、結構満足いくモノが出来たのね。
まぁ、ビデオカメラをガチガチに固定する方法をとったので、取り付けが面倒だった代わりに全くブレは無かった逸品!だったんだけど・・・・。
昨年のクラッシュであえなくゴミになってしまった訳だ・・・・・これが・・・・。
結局この苦労の成果は「乗鞍スカイライン」と「榛名山」の2本しか撮れなかったのです。
で、来月の「いちさん倶楽部全国ツー」に向けてまた走行動画が欲しくなって、いろいろと考えている最中でした。
ETC取り付けに際してライコとQ&Aしていた時に、ETCスタンド(デイトナ製)の隣に、何やらゴツいスタンドがあったのよ。
「なんだ?これ?」
「あっ、それはデジカメ用スタンドです」
「えっ?今時はそんなスタンドを売ってるの?」
バイク用品専門店での会話だから、もちろんバイク用である事は間違い訳だ。
「でも1万円のスタンドってスゴイな!」
この時点では、すぐに購入するとは思ってもいない。
「スリックというカメラ関係のメーカーと共同開発の製品なんですよ」
「えっ?スリックって?SLIK!?」
まさかバイク用品店でSLIKの名前を聞くとは思っていないからビックリ!
カメラ三脚の世界で知らない人は居ない老舗中の老舗だもの。
自分としてはもう「あのSLIKがバイクも考慮して開発したスタンド」ってだけで品質を疑う必要もないくらいに信用してしまう。
スタンドだけで1万円と聞くと、何それ・・・・? の世界だが「SLIKが出しているなら1万円は当然でしょう!」って思ってしまう。
しかし相手はビデオだ。
「まぁ、1kgあるビデオカメラなら辛いかもしれませんが、これ自分も持っていますがコンパクトビデオカメラなら全く問題ないですよ!」
と店員さん。
ふ〜ん・・・と帰る。
うちのJVCのビデオカメラは780g。大丈夫じゃん!・・・・・ってビデオカメラ探していたら、
「あれもうダメでしょ?テープ巻き込んじゃうし・・・転倒してるし・・・・(グサッ!)」
「そ、そうなの?・・・・」
とても「じゃ買おう!」とは言えない・・・・その理由、
1:あたしが転倒して地面に叩きつけた。
2:先月ETC買っちゃったし・・・・。
3:今月ナビ買っちゃったし・・・・。
4:ついでにデジカメも買っちゃったし・・・・。
5:でもSLIKスタンド欲しいし・・・・。
う〜ん・・・・ツーリングの季節は何かと物入りじゃのう・・・・(!?)
で、ここまで考えて、ん?っと思った。
「そう言えば子供がデジカメで動画撮って遊んでたな・・・・」
結局、ナビもデジカメも子供たちが遊んで覚えたのを教えてもらっているもんで・・・・^^;
早速マニュアルで「FinePix F40fd」の調査。
1:640*480:2Gで29分
2:320*240:2Gで57分
いづれも30fpsだ。
後は色数と圧縮率だな・・・・とフォーマットを見るとM−JPEGでAVIだ。
う〜ん・・・聞いてみるか!とサポートセンターにTEL。
予想通り色のビット数までは知らなかったが、
・記録終了までに少々時間が掛かります
・640*480で3MB/S、320*240で2MB/S程度必要
と言っていた事から、
・おそらく本体メモリにバッファリングして書き込みしている
・圧縮率は計算上、24bitカラーで1/9程度、16bitカラーで1/6程度(640*480の場合)
からすると、転送レートによる録画の中断はなく、画質もまぁまぁ・・・・と判断できる。
だったら【デジカメで動画】いってみる?・・・・・となった訳だ!
2007年9月30日
アドレス(奥さん専用車)のヘッドライト・バルブが切れた。
やだなぁ〜・・・・CBが解決していないのに・・・・。
んでライコに買いに行く。
「冬は寒いからさ!ついでに冬グッズ買おうね!ね!ね!」
冬用の手袋とぉ〜、グリップヒーターとぉ〜
チャンス!とばかりに
(小声で)「あっ、そうだ、CB用のビデオスタンド買おっと・・・」^^;;;
成功!
10,290円也・・・・・そそくさと帰る。^^;;;;;;
後から調べて判ったんだけど、SLIK社の正式な製品名は「ロアーII(クランプヘッド32)」といって、本来はスタジオで使用する補助スタンドだ。定価8,200円。
それをCGCという会社がバイク用と銘打って独自のブランドで「カメラビデオアダプターT」と言って売ってるんだわ。
アルミのスペーサーを付属しただけで+2千円な訳だよ・・・・。
しかもSLIKでは「搭載重量3kgまで」と言ってるのに、こっちは「800gまで」だって・・・・振動の激しい動体だからなんだろうけど・・・・なんだかなぁ・・・・・・。
でもまぁ、それじゃ【SLIK社がバイク用として認知するか?責任を取るか?】いや、それ以前に【そもそもバイク用途スタンドというアイデアを広めたか?】というと、たぶん「NO!」だったんだろうな。
だからCGCが「あたしが責任取ります」ってOEM販売始めたんだろうね。
そのおかげでSLIKという信頼出来る製品をバイクに搭載出来る訳だし、製品にも堂々と「6021 LOWERU」って書いてある訳だから問題ないか・・・・・。
(でもバイク用と言うならせめてタイラップじゃなくて、まともな落下防止紐を付属して欲しいわな・・・・・)
しっかし、さすがにSLIKだぜぃ!
重厚で重い。
つまみ部分以外は全てスチールで出来ている。
今日はあいにくの雨。
来週取り付けよっと!
ここで話題は変わるが、改めて思ったのが、静止画像の画質について。
このページは「デジカメで動画」が目的なんだけど、デジカメはあくまでもカメラ。
何も考えずに最高画素数の8Mに設定しているが、とにかく重い。そりゃそうだ!4MB/枚だもの!!
で、比較してみた。
比較条件とは、
1:それぞれの画素数で撮る。
2:VGAサイズに圧縮する。
3:全てにシャープを掛ける。
4:その画質を比較する。
つまりこれが「いつもやっている手法」って訳で特別な用意はしません。
いつもの操作でどう変わるのか?を知りたいんだもん。
だから圧縮は使い慣れたフォトショップに限定して進めます。
それでは右の写真の640*480の画像(左上)の丸で囲んだ3箇所をジ〜っと見て下さい。
直線或いは曲線であるべき処がギザギザになっているでしょ?
これをジャギーと言って解像度の荒さを補正しきれない場合に発生する症状です。
さすがに640*480だと目立ちますね。
ではその7倍の画素数(写真右上)ではどうでしょう?
だいぶ綺麗になっています。
さらのその倍の画素数(写真左下)ではどうでしょう?
よ〜く見ると写真右上よりは綺麗になっていますが、パッと見ではもう判りません。
さらにその倍の画素数(写真右下)はもう全然判りません。
つまりHPで掲載するのが目的ならば
「200万画素〜400万画素」
もあれば十分!って事です。
だったら4Mでいいや!
って事で設定を変えました。
2GBのメモリで2千枚撮れるって・・・・。
そんなに要らねっつーの!
でも動画はこれで29分だもんなぁ〜
2007年10月6日
すっかり秋になりましたなぁ〜・・・・・。
この1週間で気温が10度下がったよ。
朝晩は薄ら寒くなったけど、1年中で一番過ごし易い季節ですなぁ〜。
さて、スタンドを装着してみました。
ハンドルバーを良く見ると割りとスペースがない。
特に下部のクリアランスが取れないので難しいですな。
スリックのクランプ部分はとにかくゴツイので、
半端なスペースでは取り付けられないんですわ。
じゃぁ、逆に取り付け可能な部分は?・・・・と、
1:ミラー
2:???
しかないじゃん!
と、腰下に目を移す。
おっ!ちょうどいい太さのパイプ見っけ!(→)
排気管との距離を見ながら位置を調整。
停車後5分で熱が逃げるチタンで良かった!
しっかし、もうこの時点で信頼性100%だよ。
こんな微妙な傾斜でも可能なんて・・・・・泣けてくるよ。
軽くクランプを締めた状態で、もうガッチリ付いている。
もちろん、これから試走してくるが、全く不安点が見つからない。
カメラと台座の干渉部分のコルクが、締める度に小気味良く、
ミシッ!ミシッ!と音を立て、ガッチリ感が増している。
後は万が一の落下防止紐をどう取り付けるか?だな。
・・・・と一度室内に戻ってから、この写真(←)を見て解決!
カメラに付属している手に巻く紐を、
ラジエタの水温センサーに巻いちゃえばいいじゃん!
そりゃ万一の時は水温センサーのケーブルに負荷が掛かって断線するかもしれないけど、その時はそんな場合じゃないものな・・・・・多分?
欲を言えば、ビデオを搭載した時のように、レンズ破損防止フィルターを付けたい処だが、こんな小さなフィルターなどあるまい。
まぁ、小さい分だけ確率も低い訳だから、その時はよっぽど運が悪かったと諦めよう・・・・。
さて、午後から試走してこよっと♪
行って来ました。試走!
なんなんだ!最近のカメラは!・・・・ビデオ要らないじゃん!すげ〜って!
あのデカイJVC積むのに必死になっていた5年前の苦労はなんだったんだろう・・・・。
音だってちゃんと入ってるし、ちゃんと聞けるし。(モノラルだけど!)
まぁ、いいや!それより設定開始!
このデジカメで動画を撮る場合は、
・フォーマット:M−JPEG(AVI)固定
・フレームレート:30fps固定
・ISO:自動のみ
・露出:自動のみ
・ホワイトバランス:自動のみ
・色調:スタンダード固定
・ズーム:録画開始時点の画角固定
・フォーカス:録画開始時点の距離固定
・音声:モノラル同時録音固定
と、触るところが極端に少ない!
まぁ、カメラだからいいっか!
だからテストパターンは全部で4種類。
1:640*480の最広角
2:640*480の最望遠
3:320*240の最広角
4:320*240の最望遠
になる。
レンズは最広角が35mmフィルム換算で36mm相当、最望遠が105mm相当だ。
とにかくデータの収集開始!
テスト路は近所で一番荒れている路面を選択。
一般道でこれ以上の振動は余り無いんじゃない?
って場所だ。
パターンをそれぞれ2回づつ繰り返し走行する。
以上(!?)
時間にして30分だよ。
2GBのメモリカードでも余裕だな。
終了後、早々にパソコンON!
やっぱり緩衝材ってのは必要なのかな?
バイクの振動に共振しているのは第一段階としては完全に合格!
これはもうスタンドの勝利としか言い様が無い!すごい!
パターンで見ると、望遠の場合は振動が大きくて見られたもんじゃない!どうも焦点を合わせるのに必死なようだ。
この画角を実現するにはオフコン並みの処理能力とターミネーター並みの即応モーターが必要だな!
(でも20年前もこういった話題で笑えた事が現在ではパソコンで実現してるしなぁ・・・・)
また広角でも640*480は迫力満点だが、やっぱり振動が目立ってしまうな。
やっぱりパソコンで再生する場合は、誤魔化しの効く小さいサイズがピッタリかも!
上記から、実際に装着する歳の注意点としては、
1:モードを320*240に設定
2:レンズを最広角に設定
3:取り付け位置はタイヤがちょっと見える位の向きがよいかも!(偶然の産物!)
4:スタートボタン(シャッター)を押す時は、遠くに向けて焦点距離を∞に固定させる
ってとこですかね。
さ〜て、またこれでツーリングが楽しみになりましたがな!
おしまい。
【追記】
動画再生が出来ない場合。
WindowsOSは初期設定では再生できる動画が限られています。再生を可能にするコーデックを入手するには、ここやここを参考にどうぞ!
但しインストールによる障害等については関知しません。例えばコーデックパックをインストールする場合、先にリアル等をインストールしていると削除指示があり、それに従うとリアルが再生出来なくなります。(リアルプレーヤーの再インストールが必要)
解らない場合は詳しいお友達等に聞いてからやった方が無難よ!
それでも見られない人の為に、前回まではファイルのダウンロードも出来るようにしていたんだけど、そのファイルをあたしの名前で勝手にどこかに投函されて、しかも勝手に作者コメントなどと偽って掲載されていたので、今回からダウンロード配信は止めました。
悲しいですが仕方ありません。身元を明らかにされる方にはファイル配信致しますので。
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